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産經新聞 平成29年(2017年)3月14日 火曜日 生活面 医療の記事です
糖尿病に多い足の合併症
変型や傷 詳しい診察必要
糖尿病は、合併症として足の病気が起こりやすい。
早期に治療を始めれば進行を防げるが、悪化して脚の切断という事態になるとその後の経過も悪いことが明らかになっている。
専門家は、患者自身や周囲の人が普段から足の状態をよく見て、気掛かりなことがあったら、内科でも遠慮なく靴下を脱ぎ、医師の診察を受けるよう勧めている。
3つの要因
「糖尿病の合併症としては神経障害や目の網膜症、腎臓病がよく知られているが、足の病気は見過ごされがちだ」と下北沢病院(東京)の富田益臣糖尿病センター長(糖尿病内科)は話す。
富田センター長によると、糖尿病患者が足の病気になるのは、神経障害と血行障害、感染しやすさの3つが大きな要因だ。
神経障害によって感覚が鈍ったりしびれたりして、傷ができても気付きにくい。
細い血管が傷んで、血流や代謝が悪化する。感染しやすく、傷が治りにくいのは免疫の働きが弱まっているためだ。
「これらによって骨やアキレス腱(けん)の変形、筋肉の萎縮が起こる」という。
足の病気になると、糖尿病の改善に必要な運動療法もままならない。
病気が進行すれば、患部から壊死(えし)が広がっていき、最悪の場合には脚の切断を迫られることになる。
こうした患者はほかの合併症も進んでいるケースが多く、手術で脚を失うだけでなく、手術後の経過も思わしくない。
厚生労働省研究班が2つの病院で脚の切断手術を受けた患者を調べたところ、1年後にそれぞれ40%、55%の人が死亡。
切断後に義足などを使って歩けるようになった患者はごく少なかった。
多くの兆候
では、どうしたら足の病気の兆候を見つけられるのか。
大浦紀彦杏林大教授(創傷外科)は「痛みが出たり傷ができたりする前に、足の変化に気付くことが大切だ」と強調する。
大浦教授によると、血行障害によって血の巡りが悪くなると皮膚が白っぽく、または紫色になる。痛みや傷に先行して、骨や関節の形が変わることも多い。「足が痩せる」「足の指が曲がって戻らない」「立ったとき足首が左右どちらかに傾く」「土踏まずのアーチがなくなる」などが典型的だ。
変形で飛び出したところにはたこやうおのめができやすい。
神経障害によって感覚が鈍ることも問題になる。「硬い物が当たっても分からない」「冷たく感じる」「しびれる」などが起こる。
少し歩くと痛んだり歩けなくなったりもする。
皮膚や爪にも影響があり、肌が乾燥してひび割れたり、巻き爪になったりする。
指や爪に水虫もできやすい。
足に合うひも靴
大浦教授は「入浴時に足を洗って清潔に保つとともに、その際によく観察することを習慣にしてほしい」という。
足を守るには履物も大切で、足にぴったり合って負担のかからない靴や中敷を専門家に相談する。
しっかり足を支えるひも靴が望ましく、サンダルはこのましくない。
傷による出血に早く気付けるよう、靴下は白っぽいものを。
大浦教授は「日本家屋では抵抗があるかもしれないが、足を守るためには室内でも靴を履く方がいい」と勧める。
足が冷えて眠れないなどの理由で湯たんぽや使い捨てカイロなどを使う患者が多いが、熱いという感覚が鈍っているので、低温やけどには特に注意が必要だという。
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