昌栄薬品です
うみのせい 2018 冬 海の精クラブより
しおのみち・あらかると
「海水を飲みに来るアオバト」
神奈川県大磯町の大磯港に近い照ヶ埼(てるがさき)海岸に海水を飲むために飛んでくる鳥がいます。
ハト科のアオバトです。「大磯照ヶ崎のアオバト集団飛来地」は飛来数が特に多いことから神奈川県では、この地域を天然記念物に指定しています。
アオバトは春から秋の早朝に飛んできますが、ピークは梅雨明けの7月から8月にかけてです。
生息地の丹沢山地から20~30キロ離れた大磯まで「群れ」で飛んで来ます。
波に洗われる岩場の周りを旋回しながらタイミングを計って、波が引いた瞬間、果敢に降り立ち岩に溜まった海水を飲み、次の波が来る寸前、波しぶきをかぶりそうになりながら、すばやく飛び立ちます。
まさに決死の海水奪取です。
主食の果実にはカリウムが多く、ナトリウムが殆んど含まれていないことから、体内のナトリウム濃度を調整するために海水を飲むと言われていますが、全てのアオバトが行うわけではありません。
まだ詳しいことは分かっておらず、研究が待たれるところです。実に不思議な習性を持つ鳥です。
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カリウムを含む西瓜に塩をつけて食べるのは体内のカリウムとナトリウムの調整のため。
果物に海の精の塩をふりかけ食べると良いでしょう。
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平成31年3月10日日テレの「音のソノリティ」でコクガンという鳥の鳴き声を放送していました。
コクガンの食性は海藻・海草を食べるそうで、体内のナトリウムが増えるため、川の水を飲み体内の塩分濃度を調整するようです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%82%AF%E3%82%AC%E3%83%B3
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