小便数=しょうべんさく
小便頻数(しょうべんひんさく)に同じ。
《霊枢経脈篇》参照。
《傷寒論陽明病六九条》
「趺陽の脈浮にして渋、浮なれば則ち胃気強く、渋なれば則ち小便数、浮渋相搏ち難し、其の脾約すと為す、麻子仁丸之を主る。」漢方用語大辞典
小便頻数=しょうべんひんさく
証名。小便が近いこと。
小便数ともいう。小便頻数で量多く清白のものは、胃腸の虚で水液を固摂することができないためで、治法は温補腎陽によく、方剤は八味丸加鹿茸などを用いる。
小便頻数で量少なく黄色のものは、陰虚有熱のためで、治法は滋補腎陰によく、方剤は六味丸加減を用いる。
婦人の小便頻数で量少なく苦しくて腹部に脹った感じのあるものは、肝欝により気が結して疏泄できないためで、治法は舒気微利によく、方剤は逍遙散加車前子を用いる。
小便頻数で量多く、脂膏の如き小便をし、のどがかわいてよく飲み、食欲増進するものは、消渇病である。小便頻数で量少なく渋痛するものは淋証である。
淋=りん 病証名。小便が急迫・短・数・渋・痛などをあらわす病証をさす。
趺陽脈=ふようみゃく。衝陽脈(下図42)ともいう。三部九候診法の切脈の部位の一つ。足の陽明胃経に属し、脾胃を候うことができる。部位は足背の前脛骨動脈の浮動するところにある。<金匱中風歴節病>「趺陽の脈、浮にして滑、滑は則ち穀氣実す。」
脾約=制約される
小便が出過ぎ、大便が硬くなる証
効能
体力中等度以下で、ときに便が硬く塊状なものの次の諸症:便秘、便秘に伴う頭重・のぼせ・湿疹・皮膚炎・ふきでもの(にきび)・食欲不振(食欲減退)・腹部膨満・腸内異常醗酵・痔などの症状の緩和
価格
360錠 30日分 5,720円
180錠 15日分 3,020円