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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第二節 語句の意味 2-2

2012-02-06 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

 

第二節

 

 夫脈者血之府也。長則氣治。短則氣病。數則煩心。大則病進。上盛則氣高。下盛則氣脹。代則氣衰。細則氣少。濇則心痛。

 

渾渾革至如涌泉、病進而色弊、緜緜其去如弦絶死。

 

語句の意味 22

 

気脹=病名。

①七情の鬱結により気道が壅塞しておこる脹病のこと。症状は腹部の脹満、四肢の肉がおち、飲食の減少などをあらわす。

②脹病の一種。腹部が大きく脹満して中空のもので気脹、鼓脹ともいう。中が実して物のあるものは蠱腸という。

蠱腸=①鼓脹のこと。③腹膨大にして中は実で物のあるもの。虫鼓、血鼓の類である。<医宗必読>「蠱脹は中実にして物あり、腹形は充大にして、虫にあらず即ち血也。

 

代=代脈

 

代脈=たいみゃく・脈象の一つ。脈の到来が緩弱で、規則的な休止があるもの。

この脈は、臓気の衰弱を主り、腎臓疾患・驚恐・打撲の重症なものなどにみられるが、また妊娠後期にも見られるので、これは区別しなければならない。

 

細=細脈

 

細脈=脈象の一つ。細くまっすぐで軟らかく、形が糸のようで、また髪の毛ように感じる脈。

数脈に比べてややはっきりしている。主に気血の両虚あるいは諸虚労損のときにあらわれる。「細なれば気少なし」

 

濇=しょく・濇脈。渋に同じ。

 

濇脈=脈象の一つ。脈が難渋であるもの。血虚や精が損傷されているもの、また気滞、寒湿の証にあらわれる。

 

渋脈=濇脈ともいう。脈象の一つ。脈の去来がなめらかでなく、ちょうど小刀で竹をけずるようなぎこちなさがあるもの。

この脈は、血が少なくて精を傷り、津液が虧損されたことを、あるいは気滞血瘀(けつお)の病症をあらわす。

貧血・心機能不全などの病症にみられる。

≪脈經≫「渋脈は細にして遅、往来し難く、且つ散じ、或は一止してまた来たる。」

 

渾渾=みだれる。端緒のないこと。水の流れるさま。大きいこと。

 

渾渾之脈=端緒のない脈のこと。

≪素問痺論≫「・・・経に曰く熇熇の熱を刺すことなし、渾渾の脈を刺すことなし、・・・」

 

革=革脈

 

革脈=脈象の一種。弦大で、押えてみると中空である脈象。亡血失精の証候にみられる。

 

革至=革の脈に至る。

 

涌泉=経穴名。足少陰腎経に属す。

  =わき出るいずみ。いずみ。広辞苑

 

弊=へい。やぶれる。つかれる。疲弊。悪い。よくない。さだめる。じぶんのものに冠する、けんそんのことば。明解漢和辞典

 

緜緜=綿綿。緜は本字。長く続いて絶えないようす。細いようす。明解漢和辞典

 

弦=げん。つる。弓はり月。弓形の月。いと。糸。楽器の糸。直角三角形の斜辺。弧の両端をつらねた直線。明解漢和辞典

 

絶=ぜつ。たえる。きれる。続かない。断絶。死ぬ。なくす。ほろぼす。たつ。やめる。明解漢和辞典

 

漢方用語大辞典

 

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