東北の震災に乗じて罹災者の家屋に侵入し火事場泥棒をはたらく高校。いじめの被害者を退学させようとしたごろつきの巣くう学校。
普通は泥棒は高校に入学しない。傷害事件起こす人が甲子園のヒーローになるのはおかしい。
ところが、高校球児たちの純情あふれるフェアプレイの祭典は、暢気にテレビを見る人にまぼろしの感激を与える。試合の佳境で目頭を熱くする。一塁に頭からヘッドスライディングをする姿は美しいから何をしてもいいじゃないか。なあ、火事場泥棒高校。
実家に帰ってやることもなくビール片手に郷土の純情野球少年を応援するのは暇を感動に換える格好のものだ。
朝日新聞が読者拡大のため仕掛けた作為の感動ショウは最初っから跛行性を有していた。
そこまで言っちゃあまじめに練習した生徒がかわいそうか。そうか、批判する僕が悪いのか。あほ。泥棒高校生が悪いに決まっている。根性焼きされた生徒をやめさせて事件をもみ消そうとした低脳学校が悪いに決まっている。
さらに、まじめに練習している生徒とは、勉強に不真面目で字もかけない生徒のことじゃないか。
学校の部活がバスを持ち西に東に試合をしに行く。そんな野球漬けで勉強の成績がよかったら授業はいらないということだな。ばか。あり得ないことぐらい明白なことはない。一般生徒のカネを集めて野球部に巨額な投資をする。野球部生徒が特権意識を持たないはずがない。
どの高校も野球部があれば全部活費の半分程度を野球部一つで使う。これは異常だが甲子園の狂宴を朝日が作りだし国民がそれに酔うためだれも反対できない。
マネージャーと称する女子部員は山のような洗濯物に押しつぶされる。さあ、朝日新聞。人権だろ。差別はいかんだろ。
高校の部活をゆがめているのは朝日の作りだした甲子園狂想曲だ。勉強しなくても卒業できる高校を生み、火事場泥棒してもいい部活を生み、傷害事件をおこしたら被害者が追い出される高校を生んだ。会計報告は確実か。
「雲蒸龍変」のロゴ入りのマークが入ったシャツを作ったそうだ。龍になって何をする気だ。
さらには、「地元の人に勇気や元気を与えたい」のだそうだ。今度は何をする気だ。宮城県民はバカにされていることに気づかなければならない。