か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

クルーザー、まだまだ暑くて気違いが出る   11

2016年06月24日 | あそび

(同じ色をした海は無い)

ひどい大雨が降ると海は凪ぐ。表面は雨粒が落ちる力でざらざらになるが。波は波高2メートル以上になると波の先端が折れて白波が立つ。雨はそれを抑える。

荒れると、いわゆる不連続な曲線が出来る。ところが、大雨のときはなだらかな曲線ばかりで、よほどのこと(台風)がない限り白波が船体を打つ(ハルを叩く)ことは無い。

大雨の雨粒が海面を押しつける感じだ。

雨が顔に痛いが船に乗るには適している。降雨量は、船速の分だけよりひどくなる。なので着ているものを洗濯する必要が無い。服の上から洗剤を塗り濡れるにまかせると、シャワーを浴びたことになる。

海水用シャンプーとかあるが、少し頭がおかしい人が作った。海水で洗ったら海水はどうやって流すか。水中用傘みたいなもんだ。使い道は無い。

空を見て雲のないところに全速で走ると服はからからに乾燥する。夏でもこれをやると体の芯まで冷える。

綿はなかなか乾かないので昔の船員さんはつらかったろうと思う。今、綿でなければ10分で乾く。気化熱の法則を嚙みしめながら。

バカを乗せて危ない目にあい、バカは経費を払おうという能力も無かったので、このごろはかなり艤装に工夫を加え、一人で乗ることにした。

(同じ色をした海は無い)

 

新宮大島付近はよく魚も連れ港もあるのでよく行くが、いつも思い出すことがある。福岡空港の発着回数が限界になったので、新宮沖に移転しようという声が高まったことがある。

ところがじつは、使ってない滑走路が福岡空港にはあった。(屁理屈のため年に数回は使った。)軍民共用だったがあるとき米軍は完全に引き上げた。

つまり、併設され廃止されたその軍民共用滑走路を使えばよいのだ。低能弱虫政治家どもは、米軍に持ちかけることも出来ず、波の荒い危険な新宮沖を埋め立てるといった。

肝心なことを忘れている。技術的に不可能だ。アメリカ様に、もみ手すり手の地方政治家は痴呆政治家だった。

常に荒れる海は大抵良い漁場だ。わざわざそこに飛行場を作る。滑走路が一本の飛行場を作る。潮風にさらされる駐車場。福岡から遠い飛行場を作る。・・・出来もしないくせ、皆で狂想曲を踊った。

散々カネをかけ調査し、世論の醸成をしたが、「あ、使っていいよ」というアメちゃんの一言で海上飛行場は霧散した。土建屋の皮算用はいかほどか。

 

 

 

 

 


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