住吉大社といえば、全国に2000を超える住吉神社の総本宮であり、
その創建は1800年前に遡るとされる大社です。
現代では正月三が日の参拝客数が、毎年200万人を超え、広く知られる神社であります。
住吉大社の縁起によれば「卯の花」は、
「住吉大社がこの地に鎮座されたのは、遠く神功皇后摂政十一年卯の歳卯の月卯の日」であるところから
尊ばれ、「五月最初の卯の日に行われる「卯の葉神事」は、住吉神に卯の葉の玉串を捧げ、神威の更新を祈る重要な神事」
にまでになっているとあります。
こうした経緯から、住吉大社では卯の花が古来より大変尊ばれ、境内には「卯の花苑」が設けられています。
この苑が今年も公開されていましたので訪ねました。
苑そのものは、驚くほど狭いですが全国の”うつき”が収集されているそうで、その種類の多さにはまた驚かされます。
今回はその中から多く咲いていたものを掲載しました。
「姫うつぎ」
「たにうつぎ」
「ばいかうつぎ」名の通り、梅の花にそっくりです。
苑内には卯の花(うつぎ)の香りに引き寄せられた蝶々が多数舞っていました。
上の蝶は「アオスジアゲハ」です。