日々雑感

豊かな四季の移ろいを記憶にとどめて行きたいと始めたフォトブログです。暫しご笑覧下さい。

住吉大社 卯之葉神事を訪ねました その1

2015年05月04日 | 古社寺巡訪・大阪

住吉大社の祭神の一人である神功皇后が大社に祀られた日が
卯歳(うのとし)、卯月(うづき)、卯日(うのひ)と伝わり、
 このため、毎年5月の初卯日に、卯の葉を使った玉串を捧げる「卯之葉神事」が執り行われ
 日本三大舞台の一つである石舞台で舞楽が奉納されます。

 



今年の卯之葉神事は、5月3日に行われ、例年通り石舞台で舞楽が奉納されました。



石舞台奥の建物は「東・西楽所」で雅楽演奏者の楽舎です。
慶長12年(1607)に豊臣秀頼が寄進したもので、石舞台ともども国の重要文化財に指定されています。


私が到着したのは開始1時間も前でしたが、ご覧のように既に多くの方が参観者が詰めかけておられました。

 

   

石舞台と東西楽所の間に据えられた左右の大太鼓。前述の秀頼が同時期に寄進したと推定されています。


今年、石舞台で奉納された舞楽は、
「振鉾(えんぶ)」「萬歳楽(まんざいらく)」「登天楽(とうてんらく)」還城楽(げんじょうらく)」
の四舞楽と楽曲「長慶子(ちょうけいし)」でした。

当日、午後2時前に奏者が東西の楽所に入り、先ず「振鉾」の演奏は始まります。
左右の大太鼓のドーンと重低音の響きと高音の笛の音とともに
鉾を持った舞人が登壇し、舞楽が始まりました。

 

「振鉾(えんぶ)」

 

続いての四名の舞人が登場します

「萬歳楽(まんざいらく)」

舞と楽、そしてあでやかな衣装に、シャッターを切るのを忘れる程に、しばし見とれてしまいました。

(続く)

 

住吉大社5月3日「卯之葉神事」奉納舞楽より
(D7000+18-270)


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