昨日に続き住吉大社 卯之葉神事奉納舞楽です。
卯之葉神事の奉納舞楽は、毎年、住吉大社の石舞台において5月の初卯の日に、執り行われます。
今年は5月3日でした。
この日奉納された舞楽は
「振鉾(えんぶ)」「萬歳楽(まんざいらく)」「登天楽(とうてんらく)」「還城楽(げんじょうらく)」
の四舞楽と楽曲「長慶子(ちょうけいし)」でした。
昨日はこの内、「振鉾(えんぶ)」「萬歳楽(まんざいらく)」の二舞楽を紹介しましたので
今日は後半の
「登天楽(とうてんらく)」と「還城楽(げんじょうらく)」
の舞楽です。
後半の舞楽は「登天楽(とうてんらく)」から始まります。
この舞人の装束は平安期の宮廷武官装束で「蛮絵(ばんえ)」とのことです。
冠に挿している花は当然ながら「卯の花」です。
私は舞楽など全く知識がない素人ですが、
昨年、この舞いの所作と舞曲の旋律が私の安物の感性のどこかで共鳴したのか
大変感動したのを今でも良く覚えています。
今年も昨年以上でした。
続いて演じられたのは「還城楽(げんじょうらく)」です。
この舞楽で奏でられる楽曲が一般の雅楽のようにゆったりとしたものではなく
大変軽快でテンポが良く、また舞いも大変分かり易い所作が中心で
比較的長い舞楽だと思うのですがその長さを感じることなく
大いに楽しませてくれました。
以上で、舞楽は終了し最後に、楽曲「長慶子(ちょうけいし)」が演奏されて
住吉大社 卯之葉神事 奉納舞楽は幕を閉じました。
奉納舞楽が全て終了後、東・西楽所を見学させてもらいました。
演奏に使用された鼓でしょうか、その華やかな装飾に引きつけられ思わずシャッターを切りました。
5月3日住吉大社 卯之葉神事 奉納舞楽 より
(D7000+18-270)