久しぶりに夫が映画に誘ってくれた。
彼が今気になる映画ということで
「i 新聞記者ドキュメント」を観てまいりました。
望月衣塑子(いそこ)さんをご存知ですか?
記者会見で菅官房長官にかなり切り込んだ質問をし
報道室長に質問を遮られたり、それでも食い下がる
望月さんに「あなたに答える必要はありません」と
菅官房長官ににらまれた東京新聞社会部の有名な
ママ記者です。
カメラは記者として働く姿だけではなく、望月さんが
キャリーケースを引きながら取材に駆け回る姿を
写し出し、辺野古基地移設問題、森友・加計学園問題
伊藤詩織さんの性暴力事件の関係者の顔をだし
丁寧に事件を核心から抉り出す。ミサイル貯蔵でゆれる
陸上自衛隊宮古島駐屯地では弾薬庫の存在を暴露する
スクープを世に出した。劇中、籠池夫妻の場面では笑いも!
(奥様の天然に笑い)前川喜平元文科事務次官も登場!
望月さん大丈夫??と
劇中観ていて何度も思った!国家権力の怖さには抗えない!!
と小市民の私なんかは思うのですが・・淡々と突き進む強さに
応援と賛辞を送りたい!!
この映画は望月記者の活躍物語ではなく日本という国の
集団・組織の怖さです。日本人は集団の中で生きる者である。
私もいろいろな集団の中で和を保ちながら生きております。
この映画のタイトル i は個である。人間は自分たちと違う
者を排除したがる。集団の怖さ・ひとりで戦う勇気この映画は
奥が深い・・こんなドキュメントは今までにない!!
観る価値のある映画です。