加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

白熱灯が消える日・・・

2008-03-20 | 建築業界

 最近、照明に白熱灯を使うのをやめようという動きが広まっています。
早ければ、2010年頃に店頭から姿を消すとも言われています。
理由は白熱灯は同等の明るさの蛍光灯に比べて、消費電力が多いので
CO2排出量が多くなることです。
たしかにその通りで、環境に配慮することは良いことなのですが・・・

 蛍光灯は白熱灯に比べて、少しですが点灯速度が遅くなります。
また、点灯時に多くの電気を消費するので、こまめな点灯・消灯を繰り返す
場所にはあまり適していません。
 価格の面でも、蛍光灯の器具(蛍光管)は、白熱灯の照明器具(電球)と
比べて、価格が高いため、使う人にも負担が増えます。 また、白熱灯器具
に比べて蛍光灯器具は、器具が大きくなる傾向もあります。
 これらの欠点は、長い目で見て設置コスト負担をしていただいたり、LED
ランプ等で解消できる場合などもありますが、LEDランプは光が直線的に発
せられるため、目にきつい感じの光になります。(わかりやすい例では、ブレ
ーキランプに、白熱灯を使った自動車に比べて、LEDランプを使った車は、
個人差があるとは思いますが、目に突き刺さるようなまぶしさがあります。)
 もし、全廃をしてしまうと言うことになれば、器具によっては使えなくなる日が、
来ると言うことになり、国民には交換費用の負担が生じます。

私は、蛍光灯と白熱灯の長所や短所をうまく使い分けて、彩りや省エネなど
にも配慮しながら、器具の選択をしています。
そんな中で、新しい技術が発達した現在でも、場所によっては、白熱灯の
適した場所も、まだあると思うのですが。(確実に減ってはいますが)
数年内に全部廃止してしまうというのは、ちょっと強引ではないかと思います。

さてどうなることでしょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする