加瀬工務店のブログ 熱血!建築魂!

千葉・南房総地域(館山市・南房総市・鴨川市・鋸南町)で新築注文住宅を中心に、真面目で丁寧な家造りを目指しています。

住宅板エコポイント適用工事

2010-03-12 | 現場日誌

住宅板エコポイント制度が始まっているのはもうご存じだと思います。
当社でもこのエコポント制度を適用する工事を行いました。
20100312 行ったのは、既存の単層ガラスの窓を、複層ガラス化する工事です。
このお宅は改築時に複層ガラスをおすすめしたのですが、予算の問題で単層ガラスになっていました。
この建物は1階がLDK、2階が寝室で階段下にドアはありますが、ひとつの部屋といってもいい空間です。
比較的狭い空間ですので、キッチンで出た湿気が暖かい空気とともに2階に上がり、冷えた窓に触れることで結露が頻繁に起こっていました。
今回はその問題を改善するための工事です。
まずは、窓の複層化工事です。
古いサッシでも、ガラス交換のみで複層ガラス化できますが、今回は施主さんの希望で、換気窓が付いた換気框タイプの建具にしたため、建具ごとの交換となりました。
写真を撮りながら建具を入れ替え。
単層ガラスは厚みの薄い建具(写真2枚目)ですが、複層ガラスは厚みの厚い建具で、ガラスとガラスの間に空気層が入っているのがわかりますか?(写真3枚目)
複層ガラスは、外ガラスと内ガラスの間のスペーサーである銀色の部分に乾燥剤が入っていて、内部の空気の乾燥を保つことで、空気層内での結露を防止するようになっています。
これで暖房効率アップが期待できます。
窓際の冷えがかなり違います。

今回の工事では同時に結露防止のための、除湿機も取り付けました。(写真4枚目)
壁にエアコンなどと同じように穴をあけて、外部に排気できるようになっています。
床付近にあるコンセントから配線を分岐させて、電源確保する工事を行い、梁や柱をよけて穴を開けたりしたため、少し大変な工事でした。
除湿器とコンセントの間が空いているのは桁材が入っているからです。  
この機械は自動で換気・除湿を行ってくれるすぐれもの。(^_^)v
しかも、取った湿気は外気に放出するため水は出ません。
換気と除湿の自動化で室内の空気環境が改善されて、結露が減ってくれればいいのですが。(^_^)

結露防止には室内の湿度を上げすぎない事や、内外の温度差を広げないことが有効です。
換気などもしっかり行って、温度差や湿度に注意するだけで、結露は低減できますので気になっている方はまずやってみてください。
特にキッチンで水蒸気の出る調理(鍋物や汁物の調理)をなどをしたときには要注意です。

それでもダメなら断熱工事をおすすめします。



南房総 加瀬工務店
T.K
http://www.kasekoumuten.com

コメント
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