毎年恒例のJKF2011秋(ジャパン建材フェア2011年秋の略)に行ってきました。
今年はもう一つの大規模展示会がないため貴重な展示会です。
会場は東京ビックサイト。
ちなみにお隣ではグッドデザイン賞の展示会が開かれていました。
こっちも入って見たかったのですが、時間が無くなり断念。
さて、JKFです。
いろいろ見て回り、確認しておきたかったものなども確認。
今年一番盛り上がったのはまたもや?(過去参照)断熱材メーカーのブース。
いつもとは違うメーカーの営業の方と、最近の断熱材について話や要望などをしていると、細かい話にまで突入しました。
断熱材もいろいろなものがあり、長所と短所があります。
それらの点を総合して採用するものを決めるのが私達。
その結果、私はグラスウールを選択しています。
トータルバランスがいいのがいいところですかね。
当社の標準としている断熱レベルは今流行の?次世代省エネルギー基準(高断熱)を標準装備にはまだしていませんが、昔のレベル(低断熱)よりは確実にしっかりしたものを採用して中断熱といえるレベルにはしています。
しかし施工は高いレベルを目指して丁寧に行い、設計された性能値を発揮できるように努力いています。
高性能断熱材を使用しても、並みの業者以上の施工はできるくらい勉強しているつもりです。
営業さんに聞いたところ、次世代省エネ基準のいいものを使っている物件でも、断熱材施工の現状はひどいもので、合格といえるものが約1割、まあ少し直せば合格が約2割、あとの約7割は不合格で、ただ入れているだけというレベルのものも多々存在するそうです。
エコポイントで賑わった高性能断熱市場ですが、施工チェックがなかったのでいい加減でも通ってしまっていたそうで、大きな補助金に対して効果があったかと言われれば???な部分も多いとか。
そんなにひどいとは思いませんでした。
設計者と現場監督&大工の考えの差はまだまだ大きいようです。
いつも言いますが、材料の性能も大切ですが、それ以上に施工が大切だと私は考えます。
施工を安易に考えた家は、決していい家にはならないと思います。
長々お話してしまいましたが、貴重な話ができてよかったです。
断熱材メーカーの営業さんはやっぱり商品知識などがしっかりしていますね。
あたりまえのようですが、残念ながらそれって結構あたりまえじゃないんです。
その他のメーカーでも見たり聞いたりしながら見学して展示会終了です。
南房総 加瀬工務店
T.K
http://www.kasekoumuten.com