1一般的注意事項
今回の地震は震度5(M7.4)であったが、地盤の弱いところでは、震度6から7はあったと思われる。
ア.揺れが激しいときは机の下に潜り込む。
イ.避難する場合に備えて扉か窓を開けておくこと。
ハ.ガスの元栓やストーブを消し、出火を防ぐこと。
ニ.出火したら消火器で直ちに消火すること。
ホ.屋外に直ぐに飛び出すのは危ない。ガラスの破片、瓦、タイル、コンクリート塊が落下する。揺れが収まってから頭に座布団類を載せて、空き地か木立に避難すること。
へ.屋外で地震に遭ったときは、建物やブロック塀、石垣、石柱等に近寄らない。
ト.非常の際に備え、懐中電灯、ロウソク、ラジオ、携帯ガスコンロを各課・各室に常備しておくこと。
チ.エレベーターは停電のため停止するので、救出方法を予め検討しておくこと。
2情報収集と報告
ア.情報収集
地震直後は、電気・水道・ガス・及び電話の不通で、的確な情報の収集は極めて困難であっ た。常日頃から対策本部の設置と情報収集の責任者を定めておく必要を痛感した。
部局も本部の誰に報告して良いか判らずマゴマゴすることがあった。部局内でも同様である。情報は人的被害を優先に、教職員、学生及び患者の安否を確認すること。特に、火災や崩壊家屋のある場合は、その状況把握が優先である。(次回へ続きます)