夏バテ気味のカワウでした。
イ.報告
1)本省への報告・連絡
省略
2)学内での報告・連絡
学内での被害は、必ず部局の情報収集担当者を決めておき、担当者を通じて報告すること。部局の事故は事務長の許でまとめておくこと。特に、技術系・RI関係は直接監督官庁から連絡があるが、その場合でも事務長には報告し、報告担当者から本部の情報担当者に報告すること。
ウ.班の編成について
今回痛感したのは、情報連絡が取りづらかったことである。そのため、日頃から情報収集班(責任者を決めておくこと)、報告責任者(本部あるいは本省への報告のため)、応急処理班(危険物処理、防災関係)などを定めておく必要がある。その他は千葉大学の「防災業務要項」を参照されたい。
エ.人命の尊重と火災
理学部化学棟から出火したのは、実験中の160度の湯浴による芳香族アルコール加熱中、床に漏れてエーテル・ベンゼン類の引火及び金属ナトリウムによるエーテルの脱水装置が壊れ、これと無機酸化物が混入して爆発したらしい。2月20日の震度3の地震の体験により、院生や学生が率先して消火に当たったが、毒性ガスの発生により消火に困難を来たし、やむを得ず退避した。(次回へ続きます)