EMC初の試み、親子で雪遊びが始まりました。
ここ川湯における冬の代表、極寒の地の雪を使った普段はできない知らない雪遊びを今回はやりました。
イグルー作ったり、積雪回数を調べたり、動物の痕跡を見つけたり、そり滑りしたり、スノーシューで歩いたり。
さぁ、盛りだくさんな一日が始まった!
まずは開会式。
子どもたちも親といるためか割とおとなしめのよう。
そんな中スタッフの紹介も済み、さっそく外へ。
今日のために3日間かけて建設したイグルーの中に入って風を遮断しているイグルーの中の温かさをまずは体験。
はじめて見るイグルーにみんな驚いていました。
イヌイットの人たちはイグルーを作って移動狩猟生活をしているんですが、ではこれはどうやって作るんだろう?
ということでみんなで作ってみました。
まず、ここ川湯では雪がパウダースノーでマイナス20度にもなる極寒のため、雪が乾燥しており、簡単に雪がブロックを作れるような形になりません。
ではどうするか?
そこはスタッフが数日前にある程度の面積の雪を踏み固めておきました。
まずは川湯で積もった雪の上を歩き、ふかふかの雪を再確認します。
そしてあらかじめ踏み固めておいた雪の上へ。
なんと!ぜんぜん足が沈みません。
これなら雪のブロックを切り出すことができるということで、イグルーの作り方を説明しながら作業が始まりました。
雪はスノーソーという雪切り専用のノコを使って切り出していきます。
始めはみんなとまどいながら作り始めていましたが、そのうちみんなが作業をしだしました。
親も子どももみんなで協力してどんどん・どんどんブロックを切り出し、ブロックを運んで、ブロックを整形し、サイロにならないように積み重ねていきます。
途中小さい子どもたちは用意しておいたそりと雪山でそり滑り。
それでも雪を切ることに挑戦。
みんな雪なんて切ったことがないので初めはうまく切れなかったりしていましたが、交代で切り出していくうちに上手になっていきました。
そうこうしているうちに中の人たちが出れなくなってきました。
入り口を最後に切り出して・・・
完成いいいぃぃぃ!!!
作り始めてから1時間半弱。すごい早さだ!
お昼を食べて、休憩中に氷やダイヤモンドダストの結晶を見てもらいます。
雪の結晶なんて顕微鏡をのぞいてみることができます。
お昼休憩も終わり、午後はスノーシューで森の中を歩きます。
歩いていくとスキー場跡地へ。
そこでは思い思いに過ごします。
スノーシューで頂上までいったり、雪の積雪回数を見る実験したり、そりすべりしたり、動物たちの足跡探しをしたり。みんな親子で楽しんでいました。
そして時間もきたので雪遊びも終了。
雪の上ではこんなにもいろんなことができるんだということを今回再確認できたのではないかと思います。
この川湯の自然がこれからみんなにとってもっともっと身近なものになってくれればなと思います。
完成したイグルーはエコミュージアムセンターの前にあります。
ぜひみなさん見に来て下さい。