川湯小学校5、6年生の皆さんと、
つつじヶ原自然探勝路を“探りに”行ってきました。
つつじヶ原と硫黄山、そしてそこにある植物とのつながりを、
観察しながら考えようという総合学習の一環です。
川湯EMCはその案内役を引き受けています。
川湯っ子は毎年、
イソツツジの咲いている時期につつじヶ原を歩きます。
学年が上がっていくにつれ、
見ることにプラスして、「どうしてだろう」「そういうことか!」という理解を深めてもらうよう心がけています。
そのための心強い味方とすべく、双眼鏡を携行することにしました。
使い方をマスターし、
「よし! いろんなモノをのぞいてみよう!」と出発。
ルーペを使って、イソツツジの花をじっくり観察しました。
小さな花の数を数えてみました。
山に生えているハイマツとつつじヶ原のハイマツとでは、どうして高さが違うのかを考えてみました。
硫黄山の噴気孔や源泉の温度を測定しながら、
歴史についても勉強しました。
ワークシートには、つつじヶ原の主な植物名を記入する欄が5種分しかなかったのですが、
探勝路に入ったとたん、
アカエゾマツ、シラカンバ、ミズナラ、イヌエンジュ、ギンリョウソウなど、次から次へと出現するものだから、子どもたちは大慌て。
「ちょっと待ってえ!」
「書くのが追い付かないよお」
そんな中、一人が言いました。
「最後のひとつはイソツツジを書きたいから(記入欄を)空けておく」
「あっ、そうだね!」
「私もそうする!」
川湯っ子の中には、
イソツツジの存在がしっかりと根付いているようです。
(の&K)