きょうは、川湯中学校1年生との総合学習でした。
テーマは「冬なのに!?」「冬だから!」です。
まずは、「冬なのに!?」を体感すべく、
スノーシューを履いて目指したのはポンポン山。
みんなポンポン山に行くのも、
スノーシューを履くのも、
初めてだとか。
慣れない手つきでスノーシューの準備を整え、
試し歩きをしてからいよいよ出発。
途中、動物の足跡からヌシを探り当てたり。
クマゲラの食痕や、トドマツの幹をタテに走る凍裂を観察したり。
約1時間ほど歩いて目的地に到着~。
ちなみにポンポン山とは、
飛び跳ねると足元でポンポンという音がする…という説もありますが、
先住民族アイヌの人たちの言葉、
「ポンポツヌ=ポン(小さい)・ポッ(沸く)・ヌ(温泉)」が命名由来とされています。
周りを見渡すと、
噴気があがっていて「冬なのに」積雪が見られず、
地面がむきだしになっています。
耳を澄ますと、
コオロギの仲間であるマダラスズの鳴き声が「冬なのに」聞こえてきます。
みんなで気温や地温、噴気孔の温度を測り、
数値的にも確認しました。
さて。
午後の教室は、屈斜路湖の砂湯です。
「冬だから」こそ歩ける凍った湖面を進み、
盛り上がった氷が数キロにも伸びているようすを見に行きました。
彼らは小学生のときから毎冬、見続けていますが、
学年があがっていくにつれ、受け止める感覚も違ってくるのではないかと思います。
自分たちが暮らす、この地の自然が、
実はかなり誇らしいものであることに,
少しずつ気づいてもらえるお手伝いができれば、
スタッフとしてはかなりうれしいのです。