KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

川湯中学校1年生 総合学習

2013-02-22 16:44:58 | 出来事(Happening)

きょうは、川湯中学校1年生との総合学習でした。

テーマは「冬なのに!?」「冬だから!」です。

 

まずは、「冬なのに!?」を体感すべく、

スノーシューを履いて目指したのはポンポン山。

 

みんなポンポン山に行くのも、

スノーシューを履くのも、

初めてだとか。

 

慣れない手つきでスノーシューの準備を整え、

試し歩きをしてからいよいよ出発。

途中、動物の足跡からヌシを探り当てたり。

クマゲラの食痕や、トドマツの幹をタテに走る凍裂を観察したり。

 

約1時間ほど歩いて目的地に到着~。

ちなみにポンポン山とは、

飛び跳ねると足元でポンポンという音がする…という説もありますが、

先住民族アイヌの人たちの言葉、

「ポンポツヌ=ポン(小さい)・ポッ(沸く)・ヌ(温泉)」が命名由来とされています。

 

周りを見渡すと、

噴気があがっていて「冬なのに」積雪が見られず、

地面がむきだしになっています。

 

耳を澄ますと、

コオロギの仲間であるマダラスズの鳴き声が「冬なのに」聞こえてきます。

 

みんなで気温や地温、噴気孔の温度を測り、

数値的にも確認しました。

 

さて。

午後の教室は、屈斜路湖の砂湯です。

 

「冬だから」こそ歩ける凍った湖面を進み、

盛り上がった氷が数キロにも伸びているようすを見に行きました。

 

彼らは小学生のときから毎冬、見続けていますが、

学年があがっていくにつれ、受け止める感覚も違ってくるのではないかと思います。

 

自分たちが暮らす、この地の自然が、

実はかなり誇らしいものであることに,

少しずつ気づいてもらえるお手伝いができれば、

スタッフとしてはかなりうれしいのです。