川湯エコミュージアムセンター主催の自然ふれあい行事
「イソツツジのお花畑を歩こう」が行われました。
つねづね、
阿寒国立公園の特徴として挙げているのが「森」と「湖」と「火山」。
そして、実はもう一つあります。
「アイヌ文化」です。
環境省発行のパンフレットにも、
ちゃんとこの4つが書かれています(笑)
思えば、
川湯温泉街~硫黄山=アイヌ語でアトサヌプリへと続く「つつじヶ原自然探勝路」は
この4つの特徴がギュギュッとコンパクトに凝縮されたコースじゃないか!
そんなことに改めて気づいたスタッフは、
“素直に”この4つをテーマに掲げた行事を行いました。
出発前に、
「イランカラプテ」というアイヌの挨拶言葉をお伝えしました。
直訳すると、「あなたの心にそっと触れさせていただきます」という意味があります。
初対面も含め、
この場に集まってくださった参加者の皆さんやパークボランティアの方々、
自然保護官やスタッフ全員の心が触れ合うことはもちろん、
これから進んでいく森の中にいる樹木や鳥、昆虫、花などの住人たちとも
心を触れ合わせていくことが大切なんです。
参加してくださった皆さんは、
それはもう積極的に森の中の住人たちと触れ合ってくれました。
熱心にメモをとったり、写真を撮ったり。
説明するスタッフやボランティアさんに、
どんどん質問が寄せられました。
例年に比べて開花が遅れていたイソツツジですが、
ほぼ満開状態で私たちを迎えてくれました。
歩くと汗ばむくらい絶好の天気に恵まれ、
青い空、白いイソツツジ、ハイマツなどの緑、硫黄山の黄色などなどが
美しくとけあった風景の中で、
あっという間に3時間が過ぎて行きました。
少しでも、硫黄山や樹木や温泉やアイヌの人たちと和人との“つながり”を
感じていただけたならうれしく思います。
みなさ~ん、
イソツツジはまだ間に合いますよ~。
ぜひ、足を運んで見てくださいね!