きょうは、川湯中学校の1年生と一緒に、
ポンポン山と屈斜路湖へ行ってきました!
本当は、先週に行う予定だったのですが、
“アノ”猛吹雪の直後で、
下見に行ったスタッフAとスタッフSはスノーシューを履いても埋もれまくり、
勇気ある撤退をしてきたのでした。
1週間待った甲斐あってか、風もなくポカポカ陽気に恵まれました。
みんな初体験のスノーシューを装着し、
いざ、ポンポン山へ!
途中では、
トドマツの凍裂やヒグマの爪あと、
クマゲラの食痕、エゾシカやキタキツネの足跡なども観察。
到着したところは、別天地!
気温や噴気孔の温度を測定したり、
周辺の土のようすを見たり、
マダラスズを探したり…。
ちなみに、
体長1㎝前後という小さなマダラスズのような昆虫を採取するときは、吸虫管を使います。
試験管のようなものに2本の管がついていて、
一方を虫にあて、
もう一方で吸い上げます。
きょうは大小あわせて5匹をキャッチすることができ、
じっくりながめてマダラを観察してからリリースしました。
吸虫管を使うと、
実際に人の手に触れることがないので、
虫に対するダメージも少なくて済むのです。
冬でも、森の中はいろいろな生き物の気配に満ちていることを
なんとなくでもわかってくれたらうれしいなと思います。
昼食をとり、午後は屈斜路湖へ。
本当は凍った湖の上ならではの測定や観察をしたかったのですが、
気温も氷のようすも、もはや春。
安全な場所で過ごしてもらいました。
きょうの観察したことや測定結果は、
写真などともに模造紙に書き、
5月ごろ(=中学2年生になっている)に、川湯EMCで来館者に発表してもらう資料となります。
どんな内容のものができあがるのか、
楽しみです!
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川湯エコミュージアムセンター http://www6.marimo.or.jp/k_emc/