KAWAYU EMC スタッフのひとコマ(弟子屈町・川湯温泉・阿寒摩周国立公園・屈斜路湖・摩周湖など)

川湯エコミュージアムセンターの職員が写す日々の季節の移ろい、出来事をどうぞ Kawayu EMC staff diary

野鳥さんたちの視点になって Viewpoint of the bird

2015-07-06 16:42:52 | 館内の様子(about Eco-Museum)

最近、川湯EMCの窓ガラスに

野鳥たちが激突するという悲しい出来事が連続して起こったため、

これ以上被害を出したくない…と、心が痛んだスタッフは試行錯誤の結果…、

ペタッと。

どうやら野鳥たちがあまり近づきたがらない、

猛禽類のシルエットが効果的なようです。

他の箇所にも貼ってはいたのですが、それよりも高い位置での衝突が

立て続けに起こったため、こんな場所に貼ってみました。

 

外から見てみると、

なんとなく、野鳥さんたちが衝突してしまうのも

納得できるような…。

今まで意識して見ていませんでしたが、

結構青空や木々を反射するものなのですね。

 

これでもうぶつからないことを祈るばかりです。

 

We put stickers on the window

because birds hit the EMC's window recently.

 

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川湯エコミュージアムセンター  http://www6.marimo.or.jp/k_emc


「広報てしかが」7月 Lake Mashu & Lake Kussharo Sea of Clouds

2015-07-06 11:18:14 | 出来事(Happening)

広報てしかが7月に掲載された川湯エコミュージアムセンターの連載枠。

テーマは、「雲海」です。

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上から目線で雲海を見ませんか

(EMCスタッフが撮影した摩周湖の雲海)

摩周湖と屈斜路湖。

町内にある2つの湖は、ともにカルデラです。

カルデラとは、火山活動によって生じたくぼみのことで、「鍋」を表しています。

鍋の縁は外輪山と呼ばれ、底にたまった水(=湖)をグルリと取り囲んでいます。

この鍋のような形こそが、水だけでなく雲もためるのです。 

摩周湖は霧で有名ですが、現象として雲と霧は同じものです。

地面に接したものが霧で、浮かんでいるのが雲です。

広がる雲が海のように見える雲海は、高い場所から見下ろした状態を指します。

摩周第3展望台からは、摩周カルデラと屈斜路カルデラに漂う雲海を、同時に目にする可能性があります。

藻琴峠や小清水峠、津別峠、美幌峠など、見下ろすことができる場所が多くある屈斜路湖上では、

スケールの大きい雲海が期待できます。

環境条件が揃わなければ見られませんが、ちょっと早起きしてでも見る価値はあります。

たかが霧、されどこの霧、どこからやってくるかご存じですか?

EMC館内にある解説展示をご覧のうえ現地に立つと、よりご理解いただけると思います。

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アイヌの自然“視” ハル イッケウ(食糧の・背骨)

(成長中のオオウバユリ)

ギョウジャニンニクと並んで、食糧の中心的存在だったのが

「トゥレップ」(オオウバユリの鱗(りん)茎(けい)=厚い鱗片が集まって多肉化した根)です。

6月中旬から7月にかけて、女性たちが採取する役割を担っていました。

デンプンを抽出し、乾燥させて保存食に加工できるオオウバユリの鱗茎はとても重宝したのです。

行動はつねに複数人で行われ、ヒグマ対策とともに、年下の代へ伝える貴重な時間であったといいます。

【参考文献】北の歳時記/計良光範 著

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