小学校に上がる前に発症した大小視症。
物が近づいて大きく見えたり、スーッと遠くに行って小さく見えたりするので、不思議の国のアリス症候群というのと同じなのかなぁ…と思いますが。
殆どは一過性で、大人になればなくなるらしいので、今は様子見しています。
最近では、症状が出た時に早く元に戻る方法を大福が見つけたので、それはあまり心配しなくなったのですが…。
去年発症した、過換気だかパニック発作だかの症状(息ができなくなる)は、夏が終わるころには出なくなりました。
それが…。
インフルエンザで高熱を出したことがキッカケになったのか、熱が完全に下がった翌日の夜中に、また症状が出ました。
それからほぼ5日連続その発作が起きました。
でも5日目は小さい発作だったので、もしかしたらこのままフェードアウトしていくかも…と思っていたら、その翌日からは出なくなりました。
常夜灯だけ点けて寝たことも良かったのかもしれません。
因みに、随分前に発作が起きた時の事を話してくれたのですが、その話を聞く限りどうもその時の感覚は出産時の記憶のように感じます。
破水してから病院に行き、子宮口が8cmまで開いた後、胎児の心音が聞こえにくくなったため緊急帝王切開手術に切り替わりました。
大福曰く、息ができない時はこういう感覚になる…と話してくれた内容は…。
車の音が聞こえる、人の声が聞こえる、頂上に光が見えて、そこを目指して歩いている。周りは暗く、途中まで他の人もいるみたいだけど、みんなどこかに行ってしまったのか1人きりになる。そこから全然前に進めなくて出られない、と。
頂上の光は、出口だと言います。
そしてインフルエンザ後の発作の時は、両端に木の枝があって、その両端の枝にそれぞれ手をついている。その先には光があって、進んだら目の前に金と銀に光るものがある。銀色のものを取ろうとして手を伸ばしたら取れたけど、金色のものは誰かが持って行ったのか、スーッと上の方に消えていった。そしてまた、そこから前にある光に向かって進もうとするけど進めず出られない…となるらしいです。
前回から、おそらくそれは出産時の記憶じゃないか…と言っていたのですが、今回も同じような感じだったので、間違いないだろう…と。
こじつけかもしれませんが、銀色のものは帝王切開時の器具だったかもしれません。
何にせよ、それが出産時の記憶だったら、絶対に他に出口があるから探してごらん、と伝えました。
例えば上を見てみたら出口があるかもよ?
──なんて言ったら、その直後、「そう! 上に光があった!」と答えました。
その日の夜、再び発作が起きましたが、その時以降、映像が見えるというかそういう感覚がなくなったので、光を探すこともなかったんですけどね…。
出産時の苦痛なんかは脳が覚えているというのも聞きましたし、いつこんな症状がなくなるのかは分かりませんが、高熱を出すたびにこの症状が出るのかと思うと…大変だわ
因みに、発作時に聴覚が過敏になるのか、空気清浄機やエアコンの音がうるさくて耳を塞いだり消してほしいと泣いたりもしました。
今はそれもなくなったので、取り合えず夜は常夜灯を付けておくこと、気を逸らすため音楽が聞けるようにipodを用意し、発作が起きた時に飲むお茶も用意して寝るようにしています。
発作が起きてもそれなりの対処方法を身に付けられると、本人にとっても怖がることなくいけると思うんですけどねぇ…。
いつまで続くかな…。