柵からソファベッドの間ぐらいが、それくらいの距離なんですが…。
ただ、“一人歩きができる”と言い切るにはまだまだフラフラで、不安定。
それがようやく…。
ようやく、1週間ほど前に「もういいんじゃないかな」と決断しました。
その決断は旦那の一言。
旦那 「おぉ 走りよったぞ」
えぇ、えぇ。
少しくらいなら柵の中で小走りしたりできます。
途中で立ち止まって自分で方向転換したりもできます。
その足取りは、自信に満ちてます。
そっかー。
それなら、もうそろそろアレも買おうかなー。
──ってんで、買ってきました。
そう、靴。
リサイクルショップで見てきたら、中古で500円~1000円。
中古で…?
いかにもブランドもの…というのならともかく、履きやすく締め付けない、とってもシンプルなデザインのものでも800円とかします。
う~ん…。
少し悩んだものの、1シーズンしか履けないような子供用靴ですから、もっと安いものでいいっしょ…と、新品で安いものにしました。
値段は480円。
えぇ、こんなものでいいんです。
サンプルの靴底に足をあてると13cm。
靴下分もあるので、買ったのは13.5cmのものです。
レジを通したらそのまま履かせて帰ろうと、袋に入れるのは断りました。
さっそく、ベンチに座って靴を履かせてみます。
うむ、うむ。
ピッタシじゃない
「ほら、大福~。いいねぇ、新しい、初めての靴だよ~」
しかし、しかし…。
ワクワクしているのは親だけ。
当の本人は、「ふぇ…」と情けない顔で泣きそうです。
「ほらほら、歩いてごらん~」
──と両手を持って引っ張りますが、靴ごと地面にくっつけられたようにピクリとも動きません。
それでも少し強引に引っ張ると、まるで足かせをつけられた囚人のように、足が引きずられてきます。
う~む…
ま、初めてですからね。
慣れるまでしょうがないか…と、買った当日はそれで諦めました。
さてさて、そんな「一人歩きができる」と決断した数日後。
眠くってソファのすぐ下で横になって寝かけていた私。
大福はまだまだ元気で、私の体……に限らず、顔や首を階段のように踏みつけながら、ソファに上がる練習をしていました。
すると、私が完全に眠る前にソファに上ってドッカと座るじゃありませんか。
私 「おぉ 上ったねー」
──なんて声を掛けると、なんともまぁ、素晴らしい“どや顔”。
それからというもの、何度も何度もソファから降りては、私を踏み台にしてソファに上ると“どや顔”を見せます。
ま、だからって、自力じゃなく私を踏み台にしているので、“まだまだ~”なんて思い、寝たんですが…。
それがキッカケとなって、その夜には“私”という踏み台がなくても、自力でソファに上ることができるようになりました。
その夜は、上ったり下りたり、上ったり下りたり…肩で息をするくらい繰り返していましたよ。
よっぽど嬉しかったんでしょうね。
翌日からは、自分で勝手にソファに上って、お行儀よく座りながらテレビを見たりしてました。
テレビからの距離はよし、って感じです(笑)
それにしても、成長って早いなー…。