船と飛行機と電車(きままに)

身近で見かけた船と飛行機と電車

海上自衛隊護衛艦くらま DDH-144くらま 退役済(展示姿)続編

2021年01月24日 17時59分40秒 | 海上自衛隊
護衛艦くらま DDH-144くらま 主砲
73式54口径5インチ単装速射砲  2つの主砲を背負形(前方の主砲を甲板に 後方の主砲を一段高くして配置)で配置
砲塔の中に隊員が配置されて稼働(現在運用されている護衛艦で有人の主砲はなく無人化されている)
退役間近の写真なれど手入れはきちんとされてきれいな状態。
前方 錨甲板
日本国旗が見える
イージス艦とは趣の異なった存在感のある艦橋構造物
左舷に作業艇が見える
68式3連装短魚雷発射管HOS-301 魚雷発射装置
大型の護衛艦でも人間の動線は二の次(戦うフネ)階段・ラッタルは急なものでした。
カーテンの向こうは整備員待機室
どの護衛艦にもちゃんと用意されている掃除用具・甲板掃除
兵装としてはCIWS(シウス)高性能20ミリ機関砲や、短距離艦対空ミサイル(短SAM)シースパロー発射装置などを搭載。曳航式ソナーも備えており、哨戒ヘリと連携して対潜水艦戦で活躍した。
ヘリコプターの格納庫の入り口。この中に3機の哨戒ヘリを格納するが、「しらね」型は左舷側に2機、右舷側に1機を納める仕組みになっている。
SH-60対潜哨戒ヘリコプターが着陸するときに艦に備えられた ヘリコプターを「ガチッ!!」と停める装具 ベアトラップ RAST-J 
急速拘束装置(ベア・トラップ)

当日搭載されていた対潜哨戒ヘリコプター SH-60

左側の上に写っているのは艦に着艦するヘリコプターの誘導・確認をする発着艦指揮所  着艦管制官と呼称される隊員の人が配置されて誘導しています。
「その先へ 36年の航跡」
当日は結構な雨天のために一般公開の人は少なく こんな感じ
砂とコンクリートを混ぜたザラザラの甲板通路は 威力を発揮しています
各地の寄港地での寄せ書き
艦尾の自衛艦旗・・艦尾には44の文字

護衛艦くらまは、全長159メートル、幅17・5メートルで基準排水量は約5200トン。乗員約350人を乗せて速力31ノットで航行する。後部には2機のヘリが同時に駐機できる全長約50メートルのヘリポートを備え、当時としては画期的なスタイルの艦船だった。関門海峡で韓国籍のコンテナ貨物船と衝突事故に遭い一時は廃艦かも知れないほどの危機に・・事故の責任の所在で韓国籍貨物船と海上自衛隊とそれに海峡を安全通行を指示する関門マーティスを含める海上保安庁と いろいろ話題になり 所在がどこにあるのか?結果としては韓国籍貨物船の航行に問題あり で決着しました。
ヘリコプター搭載護衛艦「くらま」(DDH144)
第2護衛隊群第2護衛隊に所属し、長崎県の佐世保を定係港
武装は、127ミリ単装砲2基、シースパロー短SAM(艦対空ミサイル)8連装発射機1基、アスロックSUM(対潜兵器)8連装発射機1基、3連装短魚雷発射管2基、20ミリ近接防御火器2基を備え、対潜水艦、対水上艦艇の両方に対応できる。機関は蒸気タービン2基を搭載、出力は7万馬力

36年間で積み重ねた総航程は地球を43・6周した分にまで達し、総航海時間は7万8772時間にも及ぶ。平成27年4月にはヘリの無事故着艦回数が5万回に到達し、古参の風格!
2017年3月月22日、母港のある長崎県佐世保市で行われた退役の式典では、艦長の水田英幹1佐以下すべての乗組員が退艦し、くらまに掲げられていた自衛艦旗を返納。乗組員らは先人たちが培ってきた「くらま魂」を継承すべく、それぞれが次の勤務地へ向かいその任務を終えました。
その後 静かに引退し解体を迎えたとのことです。






コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 海上自衛隊護衛艦くらま D... | トップ | 小月航空基地で固定翼機パイ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

海上自衛隊」カテゴリの最新記事