

海上自衛隊DDG-173こんごう
1993年3月25日就役 こんごう型護衛艦のネームシップ イージス艦という呼称の方がとおりがいい。艦艇の一般公開でも自衛隊の護衛艦や輸送艦を見ると「これはイージス艦?」という人が多い((汗))

艦首部分の主砲は54口径127ミリ単装速射砲・・
こんごう型護衛艦以降は 62口径5インチ砲となりましたが 私はこの大きな存在感のある54口径127ミリ単装速射砲がイージス艦には似合っている印象を受けます。 8角形の艦橋部分に貼り付けられてる板のようなものがSPY-1フェーズドアレイレーダー イージス艦であることの証のようなものです。

接岸前のために曳舟 碧鳳丸(へきほうまる)がサポートについています。
艦番号173

海上自衛隊のイージス艦搭載の迎撃ミサイル(SM3)を搭載して弾道ミサイル対処のための改修をこんごう型護衛艦はすでに終了しています。
ミサイル防衛(MD)では先日 防衛相が イージスアショアの配備停止を発表しました。 イージス艦が日本海でミサイル防衛のために貼り付けられてる状態だと東シナ海などの海上での警戒・情報収集任務が手薄になる。
このため洋上で警戒に当たる海上自衛隊イージス艦の負担を軽減し、ミサイル防衛を強化する目的で導入を決めた秋田、山口両県 陸上配備型迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入計画停止・・
迎撃ミサイルを発射した後の ブースター (ミサイルを発射する際に まず最初に噴射して燃料が尽きた 部分を切り捨てて ミサイルは対象物に向かう この最初に海上や地面に落とされる部分)が自衛隊の設置敷地内以外に落下する可能性があること。 そのシステム改良が期間も経費も相当かかることが原因のようです。
日本海上のイージス艦が迎撃ミサイルSM3を発射し、迎撃を試みる。打ち漏らした場合は地上への着弾直前、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)が迎撃というシステムが現在の運用です。

イージスアショア計画が頓挫したことにより その代替は 現行どおりに イージス艦が対応することになるでしょう。

海上自衛隊の最新鋭イージス艦「まや」が就役し 間もなく「はぐろ」も就役することになりますが 就役以来30年近くを経過する この日本最初のイージス艦 DDG-173 こんごう は今後長く現役で活躍することになりそうです。
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