東京新聞の望月衣塑子記者の同名のノンフィクションを原案にした映画、新聞記者。干されることを恐れてか、日本人女優がオファーを断り、結局韓国の女優シム・ウンギョンと松坂桃李のW主演となった。
原作者の望月記者と元文科省事務次官の前川喜平氏が、テレビ画面の中に映る討論番組の出演者という形で登場していて、フィクションとノンフィクションの境目が曖昧になる演出がにくい。
文科省事務方トップを女性スキャンダルで失脚させて社会的信用を失墜させる、首相のお友達のジャーナリストが起こしたレイプ事件が不起訴になる、新聞社に内部情報がリークされる、医療系大学新設が本来あるべき文科省主導ではない形で進む、ううむ、どこかで聞いたことがあるような話ばかりじゃないか。
同時性を保つため二週間くらいで一気に撮影したようだけど、そんなに短期間で撮影したとは思えないような完成度。政治的メッセージを発しながら、観るものを引き込むクオリティ。過去の事件を扱ったものはあっても、同時代の問題を真正面から扱った邦画は初めて。
大新聞や主要テレビ局は忖度するけど、雑誌や映画は現政権に真っ向から挑戦することがまだ可能なんだ〜と思った。こういうテーマでこういう質の高さの映画が続いてくれれば、映画館に行くのが楽しくなるんだけどな、と思う。
余談だけど、今回は先週水曜日(7/10)に、横浜での仕事の帰りにネットでチケット購入した。そのときは有楽町や池袋の映画館は11日木曜日までしか上演予定がなく、新宿ピカデリーだけが土曜日まで上演予定になっていた。なので、政権の圧力に屈したか?と夫婦で冗談をLINEでやりとりしたくらい。
映画は6月28日封切りで7月8日現在で興行収入2億円に達した(観客動員数もそれに比して多いはずだ)ため、その頃ちょうど、11日までしか予約が取れなかったことが「圧力がかかったか?」とネットで騒ぎになっていたらしい。現在はさすがに来週木曜日までは予約が入れられるようになってる(苦笑)。
夫も元気なら一緒に行きたいですが、一人でも行きます!
教えて頂いてありがとうございます。
是非いらしてください
そして、ご主人に話を聞かせてあげてください。
刺激できればいいなぁ〜
1日2回の上映で、ほぼ満席でした。
原作を読んでいましたが、見応えのある展開でした。
考えさせる終わり方も良かったと思います。
自分ならどうするだろうか、と考えました。
おお〜、ご覧になってたんですね、原作もお読みでしたか。
あたしが席を予約した時はガラガラでしたが
昨日気づいたら満席になっていました。
若い子たちもたくさんいました。
あの終わり方以外にリアルな終わり方を描けない
それが今の政治なんだよなぁ〜と暗い気持ちにもなりました。
”日本のマスコミって 政府の圧力が かかっている or 忖度している とか
結構 前時代的な現状だと”ありました
今の政権では 特に感じます
この映画のことは 知りませんでした
ヒットしているのですってね
原作 読んでみようかな
180カ国中67位で去年と同じです。
でも2010年には11位だったことを考えると深刻。
レイプしてもお友達だと無罪放免なのに
沖縄のことを真剣に報道するとフェイク情報流されて
社会的に抹殺される、そういう社会に成り下がっちゃいました。
「悪夢のよう」だったのは自分たちが野に下ったからであって
国民にとって必ずしも「悪夢のよう」ではなかったとも思えるし、
今の政権よりもひどいものがあるとは思えず、
お仕置き票をどう投じたら一番効果的か考え中です。
原作、読んだら感想知りたいです〜