使って欲しいにゃ

母から引き継いだ着物と母が買ってくれた着物、あたしには若すぎると思えるものを、自分で着付けができる知り合いに「もらって〜」と渡している。こないだのが最後となった。渡したのはこの袋帯と

この訪問着をセットで

着物は未使用でまだ仕付糸がついたまま（苦笑）。もったいないことをさせてしまったと反省するけど、母があたしに描いていた、腰掛けで仕事してそのあと専業主婦になって母親になる、という女性像とは懸け離れた娘になってしまったあたしには、仮に着るとしても仕事を辞めてからになる。なので、この辺りの品はちょっと若すぎ。

これらはあたしが15年くらいお世話になってる美容師さんの奥様に。着払いでクロネコが持って行ってくれるので便利。そこは今年小学生になるお嬢さんがいて、ご自身も美容師だから着付けはできるんだけど、なんと着物はレンタルで済ませてきたので一枚も持っていないとのこと。一緒に帯〆や帯揚げなども送ったので、下着類だけ揃えてもらえば4月の入学式に間に合う。

数年前から黙々と整理を進めてきたので、着物ダンスの引き出しもだいぶスカスカになった。自分に残すのは母の一番のお気に入りの着物をあたし用に残布を足して仕立て直したものと、仕立ててもらった黒地に白の青海波の小紋と明綴れの帯、道行と喪服だけ。実家にもっとたくさん着物があるのは知ってるけど、そちらは弟夫婦とその子供達にもらってもらいたいと思ってる。

母に何かあってからでは処分する気持ちがなくなっちゃうかもと思って始めたけど、着てますっていわれると、申し訳ないという気持ちが薄らぐので母のためにも良かったかな、と思ってるところ。