日曜日と打って変わって昨日は青空が広がった。美しい月曜日、11月の始まりに相応しい空だ。ケバさんはさっそくベランダで太陽熱充電に勤しんでおられた。
前日の衆議院議員選挙の投票率。前回2017年の53.68%と大して変わらない、過去3番目に低い結果になった。
少なからず驚いた。あんなに期限前投票所に人がいたのに。結局いままでと似たり寄ったりだったのかぁ、と。
ケバは、生活が大変で、政治に関心が向かない層が増えたんじゃないの〜、それだって自公の失策なんだけどさ、と仰せ。
ある調査では、学歴の高さと投票率は比例する、という結果が出ている。一般論だけど、学歴が低い方が雇用は不安定だろうし、収入も低いと考えられるので、政治なんかに興味持てる状況じゃない人が投票しなかった、そしてそういう人たちの比率が増えている、ってことなのか。だけどそういう人の方が、政治家が自分たちを向いて政策を決めてくれないと、いくらたっても生活は良くならないんだけどな。
少なからず驚いたことは、もう2〜3つある。
投票率は低かったものの、落ちるべき人が落ちていること。いまの日中関係の悪化を招いた石原元都知事の後光が消えた石原兄弟の落選、小選挙区での甘利自民党幹事長、平井元デジタル担当大臣などの落選。これは投票率が少し動くだけで、票の入り方が変わるのかも?と思わせる希望の持てる展開だった。
一方で維新に吹いた風。関西では吉村府知事の雨がっぱやイソジン発言など、失笑ものの政策だって多かったのに、その躍進ぶりは恐ろしいものがあった。辻元立民副代表は選挙区で敗れ、比例復活もできず失職だ。関東には全く活動の基盤がないのに、効果的に野党共闘の邪魔をした。共産党の池内さおり議員が公明党の牙城東京12区で勝てそうだったのに勝てなかった。対コロナ政策でいえば和歌山県の政策の方がよっぽど優れていたのに、関西人の目は節穴か?
それから全体として、LGBTQや選択的夫婦別姓、気候変動対策などという新しい争点のみならず、コロナの失策や政治の私物化という国を揺るがすような問題すらも、票につながらないとしたら、一体日本はどうなっちゃうんだろうという不安も覚えた。
自公には痛い思いをさせたかったんだけどな〜。ため息しか出ないぞ。
ケバさんには、あのさ、あたいブラッシングもすまないうちにそとにでちゃったから、後でよろしく頼むわよ、と言われた。確かに目ヤニがついたままだ(苦笑)。ひとまず、目の前にいる家族の安寧を実現しよう。
追記:(東京新聞より)
内田樹先生のおっしゃること、同感です。今の若い子達が「今十分悪いのでこれ以上悪くなりたくない」という理由から自民党に1票を投じる、まさにそういうことですよね。
本当にあんなに低かったのかしらね〜、投票箱捨てちゃったとか(苦笑)?なんせ法律で投票は7:00-20:00って決まってるのに、繰り上げた投票所数が過去最高だったっていうし。もはや国として公平公正な選挙ができているのか疑問。
最高裁の判断を仰ぐことになれば、次の選挙の時またHNK特集サイトを作ってくれるかしらん。でも過半数ってハードル高いですよね〜
予想は覆って欲しかったですが。
なぜ日本は自発的に「貧困化」へと向かうのか
思想家の内田樹さんの考え、たぶん当たっていると思うんです。
https://bunshun.jp/articles/-/41352
日本はトコトン堕ちて行って、それで目覚めれば、むしろ儲けものです。
期日前投票 結構混んでましたのに
意外 若い人は 自民派の割合が多いのだそうです
最高裁判所裁判官の国民審査 一体 どれ程の×を集めれば、罷免できるのか ?
調べましたら 有効票の過半数ですってね。
それは 集まらんやろ でした
財務省赤木ファイルの公開裁判 きっと 最高裁まで 行くでしょう
上告を却下したら ×を入れてやろうってきめているのですが、
誰が決定したのか 判るのかな ??