今日のうた

思いつくままに書いています

歌手 友川カズキ

2020-08-21 14:09:52 | ⑤エッセーと物語
朝日新聞の文化・文芸「語るー人生の贈りものー」で友川カズキを知る。
私と同じ70歳。職業は、歌手・詩人・画家・役者。
若い頃の写真を見ると、人懐っこく、真っ直ぐな目をしている。
こんな目をした人は最近ではあまり見かけない。
そしていろいろな人に愛されてきた人のようだ。
興味が湧いたので調べてみた。

秋田出身で大島渚・中上健次・ちあきなおみにも愛されたそうだ。
YouTubeで「生きてるって言ってみろ」と「死にぞこないの唄」を聴く。
魂が震えるのではなく、魂が揺さぶられてしまうほどの強烈な歌だ。
聴き手の存在を脅かすほどの凶器(狂気ではない)を持った歌だ。

YouTUbe「生きてるって言ってみろ」
       ↓
https://www.youtube.com/watch?v=6njISdzp7J8

YouTube「死にぞこないの唄」(※再生できなくなりました)
      ↓
https://www.youtube.com/watch?v=RssR_ckdDX0


ちあきなおみが彼に惚れ込んで歌を作ってもらったそうだ。
1977年のNHK紅白歌合戦で歌ったようだが、私は聴いていない。
あまりの迫力に、NHKもびっくりしたのではないだろうか。
ウィキペディによると、白組司会者が「なんとも気持ちの悪い歌ですねえ」
と、番組の中で言ったという。
歌を聴いての感想は人それぞれだが、友川がこのことを43年経った今も
語っているのだ。こうした自分の感想を押し付けるNHK司会者の発言は、
浅慮・傲慢という他はない。

その「夜へ急ぐ人」の歌詞の一部を引用させて頂きます。

 勇気で終わる恋もありゃ
 臆病で始まる恋もある
 かんかん照りの昼は怖い
 正体あらわす夜も怖い
 燃える恋ほど脆(もろ)い恋   (引用ここまで)


彼はジャニス・ジョプリンや岡林信康が好きだそうだ。
私もワイヤレススピーカーなるものが手に入ったので、心置きなく
毎日ジャニス・ジョプリンを聴いている。
学生時代に「ジミヘン」と言われていたものが、ジミ・ヘンドリックだ
と知り、こちらも聴いている。
魂が揺さぶられる音楽はすばらしい。
また、友川カズキの映画「どこへ出しても恥ずかしい人」が
上映されているようだ。こちらも是非、観てみたいものだ。  (敬称略)

YouTube ちあきなおみ「夜へ急ぐ人」 (映像が鮮明ではないです)
(※再生できなくなりました)
      ↓
https://www.youtube.com/watch?v=zCBV9IcSxIk


コメント (2)
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