泰国で毎年毎年お大尽さまぷれいをやりにいってる後輩が、わざわざお土産を社内便で送りつけてきやがった。本当うれしいよ。
クリスピードリアン。
黄金色に輝くパッケージが無駄に高級感を醸成してるのが心憎い。ドリアンイラストともども無駄にクォリティが高い。さすがに、果物の王様の名をほしいままにするだけはある。キングだもんキ・ン・グ。サッカーで言うところの三浦知良さんみたいなもんだ。勢いあまって中身出した写真になっとりますが、きにしたらあかんよ。
で、開けた瞬間に漂うんですよ。あのドリアンスメルが。
冷静に考えると、乾物なのに、こんだけドリアンのスメルが残留しているってことは、相当に強烈なアレであることは想像に難くない。羊羹とかああいうジメッとしたブツなら理解は難しくないのですが、乾きもんのくせにそれこそ室内空調にのって暴れまくりそうな勢い。
一口、口に運んでみる。
シャリっというかサクサクというかそういう食感。裏ひっくり返すと、ひらがなで「さくさくドリアン」ってあるとおりだ。でも分厚いので噛み切るのに少しばかり力が要るので、口内の唾液の消費が求められる。そうなるとサクサク感あふれるそれとは異なり、唾液とのミクスチャーでネチョネチョドリアンへと変貌を遂げる。再現度がさらに高くなっていくわけだ。
かすかながらも強い存在感を醸し出してたあのスメルは、このネチョネチョ感とともにエスカレート。まごうことなくあのドリアンの強烈なスメルと味が完成だ。もちろん、あのスメルの奥には熟しきった果実の甘みが待っているわけで。ドリアンの特有のあのねっとりとした甘さが、サクサク感がなくなった食感とともにねっとりねっとりねっとりねっとり押し寄せてくる。体内に何かが侵食してくるかのごとく。
これはかなりのドリアンだ。今迄食してきたドリアン系のブツの中でも相当高ランクに位置している。ってそのランクが高けりゃいいのかなんなのかそもそも何をもっての水準なのかわからん。ってかさ、
歯の中にもれなくドリアンが詰まっているのよネチョネチョのあれが。
スメルが口内で暴れまわりで。いや、お分けした皆さんことごとくそうなってて、中にはうるわしきOLさんとかいるんですが、そのかたももれなく、ドリアンの口臭がするOLさんなわけですなぁ。いやぁいやだね。口からドリアンのスメルを放つ女ってのは。あんまりいうと刺されそうなんでやめときますが。
とまあこんな感じのドリアンでしたが、、、いや、だからさ、。おれはドリアン好きでもなんでもないしましてや評論家でもないのであしからず。タイに行った方は、できればドライトムヤンクンとか買ってきていただくと感涙もんなのでそこんとこ4649ね。