怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

丹沢行軍チャレンジ 表尾根縦走編

2012-09-18 21:46:52 | Trainning

消費カロリーも時計上は2000kcalを超え、体中を軽く疲労感が包み込む中での尾根縦走のスタート。正直重力にあがなう動作はもうご勘弁なお願いをしたいところでいしたが、ここからは概ね下り基調なのでまあ何とかなるはず、といささか楽観的な思いを胸に抱いての歩き出し。





つい先ほどまでは、残暑が厳しいざんしょとばかりにこれほどかとお日様の照り付けがあったわけですが、あたり一面霧か雲かそういうのに覆われての尾根。地面も石が散らばっているとさすがに走れない、というか左足首がいまだにうずいている現状では、いっこ捻りが入るだけでも致命傷だ。走りたくて走りたくてうずうずしているSくんをイライラさせながらのトコトコとした巡航。





すると視野がオープンに。先ほどは登りの上のほうの人が視界に入るとなるといやな気分になったりしますが、こんどは尾根道に沿って植生がない部分、すなわち道のところにぽつんぽつんと人影が。尾根を下って鞍部を越えて登りがとかそういうこの先の道が、先ほどとは違うスケールで開けていく感じ。





正直、この感覚は青梅の三山あたりでは得がたいもので、もう少し雲が邪魔しなければそれは立派な尾根筋が、というところでしょうけどあんまり立派すぎる(=上り下りが激しい)のもそれはそれでご勘弁ですが。

そして、鞍部を通るたびに吹き付ける通り風。灼熱の日差しとは縁遠い涼しい、下手したら涼しいとことか寒い風が思いっきりぶち当たってくる。汗まみれでずぶ濡れのウェアには地獄のような冷風だ。
向かって右側には秦野の盆地は、、、曇っているため開けていないのは残念。ピーカン照りなら相当いい景色なご様子でしたがこれはまたのお楽しみって所か。あとは2・3箇所の鎖場。そのままでは登りにくい岩崖に沿って鎖が打ち込んであり、これを引っ張っての登る格好。まあ雨が降っているわけではなく、別段スリップしやすいこともないのでさほどの難関でもないわけですが、シーズンにはえらく渋滞メーカーとなってしまうとのこと。下手に滑ろうもんなら、、、考えたくもないなこれは。今回は走ったりしているわけではないので、そういう時間を要するケースになったとしてもあんまり焦る必要もないのがまあいい。





下界は彼方へという三ノ塔手前(たしか鳥尾山)からの景観。多少の上りも交えながらも、基本的には下りメインだったこの尾根縦走で、唯一の登りとなる三ノ塔アタック。たかが100mほどの登りとはいっても、ここまで4時間ガシガシ歩いていると結構疲弊してきたので少々心配。ってことで、この登りの前にチャージで経口保水液を一気に服用し登りにかかりますが、、、3歩進んでとまって3歩進んで止まって繰り返し。恥ずかしながら、体がかなりいっぱいいっぱいになってきているようだ。平均心拍で160での4時間はさすがに効く。いささかぼおっとしながらもふおそのへんからかなりガサガサと動く何物かがいたんでみてみるとあらあらスネイクさんこんにちわだったり、そういうので気を紛らしながら、、、このアップ100mはハードだ。しかし、経口保水液はあんまり効きがよくないのがざんねん。ってか経口保水液が効きまくりな状況自体危機的なもんなんで、、、ねぇ。

三ノ塔からゴールのヤビツまではもう下るのみ。そうはいっても気を緩めずちんたらの歩き。レース終盤とかでたまに感じてきたからだの体力をすり減らしてもう貯金がなくなって、とかそういう疲労感に近いものを感じての下り。しなしながらSくん曰くは、

「いやあ転倒してないんでそんなには疲れてないはずですよ」

などと仰せられ。疲労の基準が転倒の有無で判断かよ、などと因縁をつけるわけではないですはい。たしかに、転ぶと痛いし汚れるからいやだという幼稚な理由もさることながら、とくに左足首の痛みが増す事態だけは避けたい一心。多少落差のある下り階段なんかも一歩一歩下りる感じで決して飛ばさず、また石路面のダウンヒルでも、「ブレーキなんかかけようとするから怖くなるんですよ」などと、オリエンのレース中みたいなアドバイスをいただきながらも、気にせずじっとりじっとりという下り。





ヤビツ峠へもう間近というところでのバンビの親子。へびさんには会いましたが、運がよかったのか、丹沢名物のヒルもクマーも会うことなくラッキーな一日。





これはヤビツ峠の道路を若干逆に向かっての湧き水ポイント。500mlペットに入れた分を一気に開けて、詰め込みも実施。ナイスボーナス!ではありますが、どこかルート上にあったらほんとうれしかったのにね。でも、商売しているのか、何十リットルも車に積み込んでる方々がいたけど、、、いいのか。

ここからヤビツ峠までちんたら歩いてのゴール!でした。そこからはバスで秦野まで一気に下りてから鶴巻温泉経由で帰ったわけですが、、、あそうそう記録は以下の通り。

Time5:10'03(10分休含)、Distance23.69km、HR/AVR151、5088kcal


総括というか思うこともたくさんできたんでその辺はまた次回に。

コメント
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