怪食一家 支店

食い散らかして経験値を上げていきます。
トライアスロン・マラソンを通じた肉の引き締めも同時並行します。

ホノルルトライアスロン 雑記 2/4 バイク編

2005-04-21 07:22:18 | Honolulu Triathlon05
今日はバイク終了までです。なんか、朝こっそりアップしているのにすごく真面目に読んでいただいている方が複数いらっしゃるので、少し緊張します。


2.バイクトランジット~バイク

スイムが終わり、陸に上がって500mほど走ったところに、トランジションエリアがあります。1000台ものバイクが並ぶ姿は壮観です。時々どこかの駅前とかそんな感じになって夕方のニュースとかで報道されてたりしていますけど。今回のエリアは、大きな木をぐるりと囲むように自転車があり、とくにその木のそばにマイゾーンはあったので、何度も練習したこともありますが、難なく移動完了。いや、用意しとかないと痛い目合うんですよ、自転車が見つからない、って。ただでさえ超興奮状態ですし。ここで、準備しておいたアミノバイタルスーパースポーツゼリーを飲み干し、上着を着てメット着用してサングラスつけて、、えーと、靴下はいてってところで三半規管がおかしくなったのか転倒。夢中に泳いだ後遺症でしょうか。何とか靴を履いて、足元ふらつきながらバイク出発ゾーンへと走ります。このエリアで、3'23のタイム消費です。

そしてここから自転車のスタート。聞くところによると、コース設定はホノルルマラソンとほぼいっしょなんだとか。そりゃ距離も似通っていますしねえ。ですので、参加歴ある方はそのときのことを思い出されると、イメージしやすいのかもしれません。

自転車乗って道の右側(※5)を加速加速と行きますが、そんな私を横目にガイジンさんたちがにょほほほほーと一台、また一台と次々に追い越していきます。練習量を言い訳にはしたくありませんが、所謂ペダリングの技術が全く違うなという印象です。あと、何回か漕いでちょっとスピード出たと思ったらついつい回すのやめて休憩って癖がついてしまっていることも要因でしょうか。彼らは、休まずこぎ続けます。まいった。

そうこうするうちに、最初の難所、「ダイヤモンドヘッド」にかかります。そう、全く練習していないまとまった登坂がやってきます。当然山頂まで行くわけでもないのですが、山を巻いていく行程で、がしがし登らされます。ガイジンさんに次から次へとオーバーテイクされていく中、歯を食いしばりながら一心に坂を上っていると、沿道の女性が、「Change the gia!!,Enjoy!!」と連呼するのが耳に入ってきます。そうかと、落ち着いてギアを下げて坂を登っていきます。

ダイヤモンドヘッドを越えた後は、見通しのよい道路が広がり、ハイウェイへと入っていきます。時折見える海に見とれそうになりながらも、つい先ほどまで苦しめられたことを思い出し鬱になったりしているうちに、相変わらず一台抜かれまた一台という展開。若干な向かい風が吹き続けているので、すいすいとは進んでいきません。そうして抜かれながらも、この人の自転車のシャフトやけに太いなとか、後輪がドラム状になってるんだヘーとか、観察したりそれとか、自転車に乗るのに水着のみで上なんにも着ていない人々が結構いて、こういうスタイルもあるのかとか感心したりと、今ひとつ集中なくペダルを回し続けます。ここが実はあとで悲劇を生む原因になってしまいます。

ハワイカイを超えて、下見のバスでも参加者の多くが「マジかよ」と雰囲気が変わった心臓破りの坂に挑みます。事前レポートにはギアを下げるだけ下げれば100人中100人越えられる坂、との表現がありましたが、即否定したくなるかのような急坂。大阪で言うと、、江坂から緑地公園への坂より急、といえば理解していただけるかもしれません。距離にして800mもあるとか。坂を目の前にして、バスで登った以上の角度を感じ、戦意が薄れかけます。特に、坂の途中から角度が変わってさらに急になっているところとか、もうやめてって感じです。しかし、登らなければなりません。当然ギアを一番落としてこぎますが、ほとんど登ることができません。しょうがないので、ママチャリ立ちこぎ状態で奮闘しますが焼け石に水状態です。いっそのこと降りて担いで走った方が速いんじゃないのか思いましたが、さすがにそれは無茶なんで、地道に地道にこぎ続けてピークまできました。その後軽い登りになって、一気に下ったところで、、、Uターン!って嫌がらせのようなルートプランニングです。そうなると、もちろん心臓破りの坂を駆け下りるわけですが、時速でいうと50とか60とかの速さでで、まさにジェットコースターレベル。でも、道と道のつなぎ目があったりしたり、そもそも舗装が日本ほどきちんとしていないこともあり、思い切ってのダウンヒルはできませんでした。ブレーキ握りっぱなしのへっぷり腰滑走でした。でもね、マジに怖かったです。

後は追い風に乗って帰るだけーとか思って、ハワイカイの水辺を走りながら時計に目をやると、時計がスタートから80分近くになってきています。まずい。ひじょうにまずい。バイク目標70分とか言っておきながら、このまま行くと平気でバイク80分を軽く越していくペースになってしまいそうです。、明らかなペース配分ミス。前半ゆっくり行き過ぎです。となると、三時間切りが微妙になってきます。

となると、できることはただ一つ。必死に必死に重いペダルを回し続けることだけです。
周りの景色など全く気にせずに、とにかくハイウェイを疾走して行きます。自転車買ってここまで気合入れて回したことはないだろうという勢いで、一心不乱にこぎにこいでいきます。間隔がばらけてきたこともありこの辺りではほとんど他のバイクに抜かれません。(なのでほんとにこの辺のことは覚えていません)そうして、ダイヤモンドヘッドから青々とした海を望む頃には105分を回っていました。バイクで75分ほど。坂を駆け下り、カビオラニ公園のトランジットに着いた時点で時計は112'01でバイクタイムは79'58とほぼ80分までキャッチアップしてきました。なんとか三時間以内の決着が見えてきました。


(明日に続きます)


(※5)当然のごとくアメリカ合衆国は右側通行です。朝から何度も何度も、左走るなよこの日本人とアナウンスされていましたが、案外左側走り続ける人間は日本の人でない人も多かったです。

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