現在長崎県の諫早市というところに滞在しています。まあ実家に帰ってのんびりしているだけなんですけどね。しかし一回チャリもって帰っただけで(この辺とかこの辺をご参照を)「今回は自転車に乗って帰ってきたのか」って。。。片道800kmもあるのにそれだけで夏休み使い切っちまうよもう。
どこで聞きつけてきたのかわかりませんが、「駅前のどこそかにあるちゃんぽんがものすごくおいしい」などとうちのママンがここんとこ帰省するたびに連呼していたので、まあそこまで言うのならと行ってみることにしました。しかし、うちの母は全く外食というものをしない人間だけに、果たして話の信憑性はいかがなものかかなり疑ってみたりもしてみるんですが。
場所は、諫早駅から徒歩3分とかのところ。正直店名すら知りませんでしたが、まん前がかつて同級生の親がやってた鰻屋、ということでさすがに迷いようがないというかそもそも同じ町内だしさ。
外見はまさにちゃんぽん屋そのもの。なるほどね。一般的な言葉で言い換えると、「何の変哲もない町の食堂」とでもいえばいいのでしょうか。
近づいてプラスチック模型など撮ってみてもやっぱちゃんぽん屋だ。「諫早で一番おいしい」のは本当なのか。なんかつい二時間ほど前にお昼食った気がしますが、まあまた晩飯前にでも走ればいいや。
店に入るとおっさんの先客三人。皆様高校野球見ながら昼間っからビール。田舎ならではの退廃的な雰囲気がまたオツではありませんか。奥のほうには座敷が見えますが、なんか帰省で帰ってきた姪一家とかいて騒いでてもおかしくないような。それもそれで味ですが奥のほうはだれもいない模様。ざんねん。
注文して10分ほど。やってきましたちゃんぽん630円。見た目は、、、いやどこからどうみても普通のちゃんぽんだ。中身も豚肉・かまぼこ2種・人参・キャベツ・にら・もやし・筍とオーソドックス。生卵でも乗っけてくれると、、、まあいいか。さて、味のほうは、、、。
ああ、ちゃんぽん麺だこの太さ。スープは、、あっさりとした豚骨だ。もやしの量も多く、食べ応え十分。麺とスープがいい感じで絡むんでするすると体の中に入っていきます。ああ、これがちゃんぽんなんだな、って味。決して特筆すべき何かがあるわけではありませんが、きわめてオーソドックスな味。あの、四海楼とか、江山楼とかまあこってりタイプの凝りに凝ったちゃんぽんもいいんでしょうけど、そういうハレ系は少し違うというか。なんでしょう、ふとちゃんぽんを食べる、という気になったときに食べるような。駅そばとかでそば食べるような感じでちゃんぽんとか。
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「諫早一おいしい」かどうか検証するには、、、この町内だけでも10件くらいちゃんぽん出す店がありそうなんで、それはさすがにできかねるところです。しかしながらなんでしょう。非常に懐かしい味というか、たぶん20年前も30年前もそしてこの先もおんなじ味なんだろうな。次いつ来るかはわかりませんけど、いつまでもこの場所にあって欲しい、そんな店。またこよう。
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