深山橋から湖南岸へ渡ってスタート。日本最大級の人造湖だけあって、景色は結構壮大で左前目線でのランニング。さらに橋をもうひとつ渡ったところで、奥多摩周遊道路に乗っかる形。グーグルマップなる文明の利器さん曰く、道なりに走れば山のふるさと村とかいうところへいずれ到着するとのこと。地図上ほぼ山梨県じゃなぇか、なんてつぶやきながら結構な起伏がある周遊道路を進んでいきます。
気温は23℃とかで日光の照射も少なく、7月末の盛夏とは思えないくらいの走りやすさ。逆にけっこうな登りだってのに灼熱の炎天下だったりしてたらそれはそれでしんどいんですが。車道を進みますが、3-4分に一台のペースで車が走行。あっちからしたらなんだこのへんなやつ、みたいなことになるんでしょうけど。
今回渡れなかった、旧ドラム缶橋方面の標識。どんなもんか見るだけでもいく価値があるなこりゃ、ということで降りていくことに、、、。
肝心の橋が封鎖されているせいか、湖畔へ降りる道がどうにも見当たらない。なんか暗いし、足元の茂りも気になるんで、湖畔に出るのはやめて先へ急ぐことにしようか。
この小径でそのままふるさと村へいけそうな感じですが、明るい気分で巡航できそうにないので、取り急ぎ奥多摩周遊道路に戻って走ることにしよう。まあどこかで湖畔に近づくことができるゾーンもあるでしょう。湖畔に近づくからといって貯水池で遊泳するつもりはありませんがね。
山のふるさと村に着きましたが、のんびりくつろぐこともなく一路湖面のほうへ。もったいない気もしなくもありませんが、汗まみれの派手なウェアきたおっさんがこんなとこで何をしようというのか逆に不思議でならないというかまあそれはいいとして、ここからダムまでフラット12kmのロングトレイル。。。というか、バスの発車時間までジャスト1時間半。平地なら余裕ながらも、荷物もち不整地でこのタイムは少し不安だ。まあ、そうはいってもバスいっこ逃したら一時間ちょい待ちなんで面倒といえば面倒。看板見ると、成人が歩いて4時間かかるとか記載がある模様ですが、きにすんな。っていうか、この時点で奥多摩むかしみちで奥多摩湖から奥多摩駅まで下るルートは断念して、奥多摩湖からのバス帰宅で意思は固定。いやだって間違いなく保育園のお迎えの時間に間に合わないもんむかしみちなんて堪能してたら。
まあいいや。走るか。
確かに走りやすい。道の性質上、左側が斜面になっており、滑落しないように注意をしないといけないものの、高速ランとかでカーブ回りきれないとかでもしない限り問題はないでしょう。
そこそこのペースでの巡航が進みますが、、、なんか楽しめない。せっかくこんなとこまで来て景色もろくに楽しまずにタイムトライアルしていいものかって思いが生まれたのと、そもそも、蜘蛛さんがおおすぎ。まあそんなに人が来ていない(実際ゴールまで誰一人すれ違わず)ってもんもありますが、とにかく蜘蛛の糸が手やら足やら顔やらに引っかかりまくり。ひとつ引っかかるたびに、徐々に気持ちが下落傾向。まあ、粘度がそこまでストロングではない蜘蛛糸なのが幸いでしたが、都合20本は切ったぞまじで。
体のバテはさほどないものの、面倒になってバスいっこくらい遅れてもいいよばかやろうという気持ちが支配。
こんなかんじで湖畔に下りるところで5分ほどくつろげたのもバスをあきらめたから、でして。なにごとも諦めが肝心ていうところでしょうかねははは。とはいえ、ダムがかなたに見えるこんなところでコロンして読書でもできればまたよろしいんでしょうけど、実際は虫が来てそれどころではなくなるんだろうな。途中の立て看板でヒルがいるとか書いてあったような。ここだけは気のせいであると信じたい。
しかし、景色は実は単調。左側が斜面で湖畔と入り江が交互にやってくるだけ。たしかにマイナスイオンなんてもんが発生しているのかもしれませんが、ようわからんよそんなの。そうそう、野生の鹿が右上の斜面を駆け下りかかって逃げていったのが一番のハイライトだったのかな。奥多摩湖半でも野鹿いるってのはしらんかったよ。
限りなくスローペースジョグに切り替えて、ちんたらやってきた行程ものこりわずかでの振り返りピクチャー。終わってみると2時間ほどで、あっさりでよかったのかなんなのか。
オクタマコ・ジ・エンドの図。しかしでかいダムというかほんとでかいアーキテクトだ。村水没させて作った都民の水がめ、なのか。そう考えるとかつての村のありようとか、、、まで想像は飛躍しませんが、まあまあ雄大な景色に恐れ入ったというか、ぐるっと回ってみるのは結構たのしゅうございましたよ。
このあと、バスの時間を気にしながら湖畔の「水とみどりのふれあい館」内にあるレストランでさっとくると思われたカレーを注文したところ鬼のような量が出てきてしまい、悶絶して帰宅の途についてしまっておしまい、となりました。15分ほどのバスまちの間で食えないかもとかいう量が出てきてしまったため、写真も取り損ねてもうたよちきしょうめ。
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