多少は緊張?のスタート。30秒ほどでスタートラインは越えるので、混雑もそんなでもないのかななんて思ってしまいますが、
速攻渋滞。甘かった。まあしかたないや。
大きな尾根道が北西に向かって走ってて、向かって右側の沢が今回のスタート地点になる風の子太陽の子広場で、しばらくはこの沢を詰めていって、どこかで左側の大きな尾根道に登って去年までのルートに復帰していくのかな、というイメージ。けっこうこの沢が深いんでもしやと思いきや、案の定いきなり大きな登り。しんどいことはしんどいんですけど、ほぼ毎日369段の階段を上り続けてきた身からしたらこんなんでめげるわけにはいかない。コースレイアウトが大きく変わってないようであれば、中盤以降おおきなヤマがあるわけだろうし。
序盤は青梅三山に向かう尾根道を登り基調となるわけですが、まあ例年とおんなじ流れで走れるところは走って、アップは無理しない流れ。多少は追い抜かれてはいるものの、そこまで劣等感にさいなまれるわけではなく、体調から考えると好調な走りといっていいかも。気候もよく、また前日の雨の割にぬかるみはないし、もっといえば脛あたりの張りも感じることはないわけで。
幾度となく存在するこういう渋滞。まあ仕方ないといえば仕方ないのかな。しかし、スタートして40分を越えて50分に差し掛かるあたりに、先頭ランナーとの交錯が。むこうの早いとかいうよりもこっちかわの遅さが哀しいかな、というところ。どこかの企業さんの植林地のオープンが右側に見えてくるゾーンを越えると、一気に下りとなるエリアへ。
栗平地区という谷にある農地エリアをぐるりと回るわけですが、かつては車道を一気に下らせて、ロープ伝いに上らせるコース取りだったものでしたが、何年か前に激斜面を下らせて、車道を一気登りに変更されてまして。路面が滑りやすそうってのと、片手が水筒でふさがってるのでかなり注意を要される難所予想なポイント。
ロープは二本あって、皆さん左側に集中してるみたいで、たしかに人がまばらな右側はいささか急っぽい。
なにも考えずに右を選んで、足首でブレーキかけながら斜めにジグザグと下降。前に人がいないこともあって意外にサクサクと進みますが、左のほうからは、「こんな急なのきいてないー」なんて黄色い声が。練習しとけよあほが、などと心中つぶやきながら、やっぱ元オリエンティアってのはこういう時は役立つんだと実感。だめなほうのキャラですけどさ。
山肌駆け下りのあとはオープンなつづらおりで急な下り坂 。ここ登らせるのは間違いなく辛いんで、やっぱこの車道一気上がりのコースのが遥かに楽なはず。実際混雑防止の狙いもあるだとか。そして景色が一気に開けると、。
いつか見た景色。
毎年毎年ありがたいディスイズクエン酸なこのみかん。いやあすっぱい。けど乳酸がたまりやすいこのレースではほんとありがたく、感謝の意を述べてからレース復帰。また、給水もあり、ボトルを満タンにしてから再出撃。
だらっとした車道をひたすら登らされます。階段登ったかなんか言うてますが、やっぱしんどいんで、速歩で坂をひたすら上がるかんじ。keihさんは相当遅い方のカテゴリーなのか、もうこのだらっとした坂を走るナイスガイなんていやしねぇ。ほんとはここで相当差がつくというか、こういうハンロを駆け上がるからこそこういうレースの醍醐味があるんだよわかるかね。などと醍醐味のかけらも味わってないやつがいうてもなんの信ぴょう性もないわけでしてさ。
坂を登り切ったあとは、いっこ道幅が狭いコンタ道を経由してからは、ゴールへの一本道。登り3下り7くらいの比率で、時計も1時間30分、40分とちょっとづつ加算されていきますが、足取りはそんなに重くなく、湿度も高くないのでほんとに走りやすい。そんなにペースも早くもなんともないんですが、すごく満足感あふれる道のり。この最後1/4の爽快感のためだけに前の3/4を費やしたといっていいほどのレベル。
気づくと時計も二時間を超えてアチャーな気分も織り混じりますが、さくっとゴールラインを越えてのレース終了、でした。
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