スタートしてから、、、Aタイプ参戦の500人が一斉に海へなだれ込みます。今回も位置取りは若干前目のほうにポジション取りを。コース自体防波堤の内側を泳ぐものなので、波はないもののやはり人の多さがネックになってきそう。泳ぎだして、当たる当たる人の手足が。しょうがないよねこれは。今まで出た大会ってのは規模が二百人だったり、100人ごととかにウェーブ分けされてたりとかありましたけど。正直戸惑います。大体のひとは、次のストロークでは当らないように、と避けていただけるのが嬉しかったかな。いやだって、こんなとこで無駄に位置の奪い合いして体力すり減らすよりかは、次のバイクとかランにパワー残すほうがどう見ても得策だもんね。
さすがに5ストロークでのスイムは無理なんで、3ストロークで。体の接触があるたびに外へ外へと流れてしまうので、ついつい集団から離れてのスイムとなってしまいます。位置を確認しながら、集団に戻ったりを繰り返していると事件が。
右となりで泳いでいる人のかいている左手が右目のゴーグルを直撃。ちょうど、装着しているゴーグルをさらに無理やり目に押し付けるような状況、といえばいいのでしょうか。この結果、右ゴーグルに水が入るは何はで右半分が見えなくなってしまいました。なんか目痛いし。まいったな
別に右半分見えなくてもなんとか泳ぐことはできますが、心身とも健全ではないのと、泳ぎ終わったあとの視野というかピントが全く合わなくなってしまうので、後々のこと考えると、海上ながら速やかな修正をかけなければなりません。しかしながら、周りは人だらけ。。。
こういうときのために背泳ぎ練習してて良かったよ。
クロールを反転して背泳ぎ体勢に。顎を引いてバタ足を強めに、手は左手のみをかいて、右手で右目のゴーグルを外して水を抜きながら装着位置を調整。三四度つけたり外したりしてなんとか復帰。装着感は決してよくはありませんが、なんとか泳ぐには差し障りない状況までなりました。
落ち着いた時点で時計を見ると、14分。まだ半分も行ってないにもかかわらず、何度も何度もばちゃばちゃ手足当てあったりしてしかも目もやられてかなりモチベーションダウンという憂き目。すごく水きれいなのに、、、もっと楽しんで泳がないと。
三度ブイを回るうちの、二度目を回るあたりになると集団もかなりバラけてきて快適に泳げるようになりました。すこしだけ冷たい水温に青い空。何度も塩水のじゃったことも忘れて快適なレース運びを行なうことができました。
地上に上がった時点で時計を押すとジャスト40分。途中までの蛇行やモチベーション低下からしたら妥当なタイムでしょうか。とはいいながら、しまったなぁと思いながら、トランジションエリアへ走ります。
自分のエリアについて、片足上げてウェット脱いでいると、、、足がふらついて転んじゃったよ。いや、やっぱ40分というのは三半規管がおかしくなるのに十分な時間なのかもしれません。恥ずかしかったよ。。。ここで、前の夜風呂で一緒だったほかの方の応援にやってきた人に声をかけてもらいました。「ちょっとしんどいですよ」というと、「目なんか赤くなってますよ」という答えが。さっきの接触のときにやられたか。まあ目は見えるんでいいでしょうきっと。
3分ほどで全ての準備が終わって、ボトル四本と一緒に62kmのロードレースが始まります。