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エコピープルおじさんの戯言「太陽光パネルの廃棄物処理の仕組み」構築への期待

2022-12-02 10:34:10 | ビジネス・教育学習
◇「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」というのがあります。
◇大きくは「一般廃棄物(家庭ごみ&オフィス等の事業系ごみ)」と「産業廃棄物」に区分けされています。
◇「一般廃棄物」の処理責任は「市町村」に、「産業廃棄物」の処理責任は「事業者」と定義されています。
◇皆さんご存知のように「燃えるゴミ、再生ごみ、不燃ごみ etc.」と、分別してごみ出しをします。
◇この法律の制定(1970年)後に東日本大震災がありましたので、放射性廃棄物の扱いは別になります。
◇「エコ検定」試験の範囲です。

◇ケーススタディーとして、家庭で不要になった太陽光パネルは、市町村が処理してくれるのだろうか?
◇してくれないようです。
◇建物の修繕・解体によるものであれば、修繕・解体する業者にお願いすることになります。
◇修繕であれば、電気屋さんの力が必要ですし、解体であれば、産業廃棄物処理業者の力が必要です。
◇金額的にも、きちんと処理すれば、新規設置時と見劣りしないくらいの費用が掛かるみたいです。

◇産業廃棄物処理業者は、リサイクル物の商品化促進等での利益捻出に苦労しているようです。
◇まだリサイクル技術が確立していない太陽光パネルの場合には、大変です。
◇太陽光パネル設置時、また運営時の浮いた費用などを、ストックする法制度が必要だと思います。
◇そうでなければ、不法投棄による取り返しのつかない環境問題が懸念されるのです。
◇香川県の「豊島不法投棄事案」のような事件の繰り返しが懸念されるのです。
◇まだ、廃棄物としての太陽光パネルが少ない今の間に、仕組みづくり(法制度と技術開発)を期待したいものです。

◇そして、今、国民の一人として、廃棄物の分別意識の徹底を、もっと促進したいと思います。
◇最後に、私が20年以上も前に環境共生住宅視察団の一員として訪問した先のドイツの住宅団地内の写真を添えます。
◇もうこの時からドイツでは、分別回収の意識づけを図る活動をしているのです・・・・・・。

2022年12月2日 by エコピープルおじさん(一級建築士)
コメント
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