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エコピープルおじさんの戯言「産業廃棄物を含む一般廃棄物の処理方法」を知ろう!

2022-12-05 15:43:16 | ビジネス・教育学習
◇今回は「一般廃棄物(家庭ごみ&オフィス等の事業系ごみ)」について考えてみたいと思います。
◇種分けして排出する義務があるのは、我々国民一人一人であることを意識する必要があります。
◇そして「一般廃棄物」の処理責任は「市町村」と法律には定義されています。
◇廃棄物処理の基本的考え方は、3R(リデュース、リユース、リサイクル)です。
◇そして、順番(優先順位)があり、まずは「リユース(使い切る)」が最優先です。
◇「プラスチックごみを削減する。」というのは、その具体行動の一つです。
◇「リデュース」の考え方の基本は、「もったいない」の精神と考えていいと思います。
◇日本語ですが、ノーベル平和賞を受賞した、故ワンガリ・マータイさんが、世界中に広めてくれました。
◇このことは、エコ検定の試験範囲なので、頭の片隅に置いておくといいと思います。

◇具体的ケーススタディーとして、産業廃棄物を含む場合の廃棄事例ですが、こんな事例があります。
◇家庭用・事務用兼務の小さな(A4対応)のレーザープリンターの廃棄処理をする場合ですが・・・。
◇市町村に廃棄物処理の希望を出しますと、まずは廃棄する日時と場所を電話で調整します。
◇廃棄処分に関しては、このようなものは基本的に有料です。
◇所定のスーパーマーケット等で、処分する旨のシールを、種類別に有償で発行してもらいます。
◇シールを貼って指定日時場所に出すのですが、レーザープリンターの場合、産業廃棄物を含みます。
◇役所に電話をした時に、プリンターのドラムとトナーカートリッジは、取り除くように指示されます。
◇では、それはどうするのかというと、ヨドバシカメラ等の製品販売店で、無償で引き取ってくれます。
◇少々面倒ですが、ごみ出しの前にドラムとトナーカートリッジを抜き取ります。
◇それを、ヨドバシカメラ等の販売店へ持参すれば、快く引き取ってくれます。

◇もともと、ドラムとカートリッジは消耗品で、使用中に何度も販売店に買いに行くと思います。
◇販売したお店を経由して、生産者の責任で、分別廃棄処理をします。
◇そのためには、我々が分別回収をして、処分を依頼する必要があります。
◇廃棄数量が多い場合には、製品メーカーで宅配便(受取人払い)を使って引き取ってくれます。
◇SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」の実践行動ということです。

⇒ SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」持続可能な消費と生産パターンを確保する
⇒ ターゲット12.5:2030年までに、予防、削減、リサイクル、及び再利用(リユース)により廃棄物の排出量を大幅に削減する。

2022年12月5日 by エコピープルおじさん(一級建築士)
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エコピープルおじさんの戯言「太陽光パネルの廃棄物処理の仕組み」構築への期待

2022-12-02 10:34:10 | ビジネス・教育学習
◇「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」というのがあります。
◇大きくは「一般廃棄物(家庭ごみ&オフィス等の事業系ごみ)」と「産業廃棄物」に区分けされています。
◇「一般廃棄物」の処理責任は「市町村」に、「産業廃棄物」の処理責任は「事業者」と定義されています。
◇皆さんご存知のように「燃えるゴミ、再生ごみ、不燃ごみ etc.」と、分別してごみ出しをします。
◇この法律の制定(1970年)後に東日本大震災がありましたので、放射性廃棄物の扱いは別になります。
◇「エコ検定」試験の範囲です。

◇ケーススタディーとして、家庭で不要になった太陽光パネルは、市町村が処理してくれるのだろうか?
◇してくれないようです。
◇建物の修繕・解体によるものであれば、修繕・解体する業者にお願いすることになります。
◇修繕であれば、電気屋さんの力が必要ですし、解体であれば、産業廃棄物処理業者の力が必要です。
◇金額的にも、きちんと処理すれば、新規設置時と見劣りしないくらいの費用が掛かるみたいです。

◇産業廃棄物処理業者は、リサイクル物の商品化促進等での利益捻出に苦労しているようです。
◇まだリサイクル技術が確立していない太陽光パネルの場合には、大変です。
◇太陽光パネル設置時、また運営時の浮いた費用などを、ストックする法制度が必要だと思います。
◇そうでなければ、不法投棄による取り返しのつかない環境問題が懸念されるのです。
◇香川県の「豊島不法投棄事案」のような事件の繰り返しが懸念されるのです。
◇まだ、廃棄物としての太陽光パネルが少ない今の間に、仕組みづくり(法制度と技術開発)を期待したいものです。

◇そして、今、国民の一人として、廃棄物の分別意識の徹底を、もっと促進したいと思います。
◇最後に、私が20年以上も前に環境共生住宅視察団の一員として訪問した先のドイツの住宅団地内の写真を添えます。
◇もうこの時からドイツでは、分別回収の意識づけを図る活動をしているのです・・・・・・。

2022年12月2日 by エコピープルおじさん(一級建築士)
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エコピープルおじさんの戯言「太陽光パネル廃棄問題への危惧」

2022-12-01 11:01:20 | ビジネス・教育学習
◇脱炭素時代への移行の流れを受けて、太陽光発電はトレンドの一つかと思います。
◇でも、寿命を迎えた太陽光発電パネルが大量に余ってきたらどうするのかは、大変な懸念事項です。
◇まだまだ、大量廃棄時代に対応したリサイクル技術と仕組みができていないのでは?

◇なかでも、太陽光パネルに含まれる「鉛、セレン、カドミウム」といった有害物質の処理技術が心配です。
◇「カドミウム」というと、神通川流域での「イタイイタイ病」の忌まわしい過去が蘇りそうです。
◇昨今、特に中国製太陽光パネルの「カドミウム」問題を、小耳にはさむことがあります。
◇話によれば、「カドミウム」は、発電効率を向上させる機能があるようです・・・「知らんけど!」←今年の流行語大賞の候補

◇現在運用されている、小型家電リサイクル法などの各種リサイクル法の考え方に「拡大生産者責任」というのがあります。
◇太陽光パネルも、生産者がもっと情報開示を促進して、生産者が安全への対策に責任を持つ仕組みが必要ですね。

◇また、住宅の屋根に太陽光パネルを、いとも簡単に載せている気がします。
◇太陽光パネルは電気製品ですから、屋根に、冷蔵庫や洗濯機を乗せると同じようなことです。
◇勿論、建築技術者である大工さんなどではなく、電気技術者が設置しますので、「雨仕舞い」が心配です。
◇重たい電気製品を屋根に乗せるには、建築構造的に対応できる架台等へ設置が必要です。
◇コーキングで逃げる雨仕舞を否定はしませんが、シリコンコーキングでも寿命は10年と言われています。
◇仮に新築時にうまく設置できても、パネル寿命と建物寿命が異なるので、メンテがうまくいくのか心配です。

◇そんなこんなを考えると、今後のリサイクル技術開発を待つとして、今、国民の一人としてできることは、次の2点かな???
 ・生活の中では「節電」ライフスタイルの徹底
 ・建築技術者としては「省エネ」の住まいづくり
◇原子力発電を、「トイレのないマンション」と言った元政治家がいました。
◇太陽光発電も、今の現状では、「トイレのないマンション」ではないかと、危惧するところです。
◇と、年寄りの戯言です・・・・・・。

2022年12月1日 by エコピープルおじさん(一級建築士、建築基準適合判定資格者)
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