暮らす、生きる、繋がる、持続可能な未来

人も社会も、成長と負荷を切り離して、落としどころを考える。

エコピープルおじさんの思い出話「マーライオンは三人家族だった・・・」

2023-03-16 08:52:23 | 日記

◇15年前に訪れたシンガポールの話ですが、この国でまず思い浮かべるのが「マーライオン」ですよね!
◇「世界三大がっかり(ちょっと失礼かなっ?)」と称されていますが、実は「三人家族」だったのです。
◇シンガポール川沿に歩き、ホテル・フラトンを過ぎると、マーライオン公園があり、2頭います。
◇さしずめ「マーライオンのお母ちゃんとお子ちゃま」というところです。
◇お母ちゃんは川に向かって勢いよく水を吐いていて、よく、ガイドブックに出てくるマーライオンです。
◇その背中に、ひと回り小さなマーライオンが、背中を向けて可愛く水を吐いています。
◇お母ちゃんと背中合わせになっていて「仲の悪い母子家庭なのかなぁ~・・・」と、余計な勘繰りです。
◇「えっ?・・・三人家族なら、お父ちゃんは何処にいるのかって?」、お父ちゃんは島へ出稼ぎに・・・。
◇「お母ちゃんとお子ちゃま」がいるマーライオン公園は、入場無料の公園ですが・・・、
◇お父ちゃんは、お向かいにある「セントーサ島」の小高い丘に陣取って入場料を取って稼いでいます。
◇三人家族のマーライオンが「世界三大がっかり」だなんて失礼ですよねぇ~・・・。
◇なんとも微笑ましい光景ではありませんか・・・。
◇ただ残念ながら、「セントーサ島」のお父ちゃんマーライオンは、2019年に取り壊しが決定とか???
◇現在、どうなっているのか、情報をつかんでおりません・・・ごめんなさい!

◇シンガポールは、超高層オフィスビル街があることでも有名です。
◇シンガポール川沿いのダウンタウン・ラッフルズプレイスに、東京都庁に良く似たビルがあります。
◇都庁の設計者でもある日本の建築家「丹下健三」の設計した作品「UOBプラザ(1992年)」です。
◇建築家「黒川記章」の作品「リパブリックプラザ(1995年)」も、そのビル街に連なっています。
◇黒川さんは、取り壊しで話題になった銀座の「中銀カプセルタワービル(1972年)」の設計者ですよね!
◇そんな日本の建築家との関りを視野に、シンガポールのビル街を散策するのも面白いと思っています。

◇シンガポールの街中を歩いていると、とにかくごみ一つ落ちていない、清潔感のある街に感激します。
◇いろんな罰則規定があるせいなのでしょうけど、あまり人が行かないような岸壁に行ってみました・・・。
◇日本ならば、空き缶の一つも落ちていそうな場所なのに、ごみ一つない・・・凄い!
◇あまりにも清潔感のある岸壁に、思わずウトウト・・・、安全な町でした。
◇持続可能な社会の都市施策を考えるうえで、清潔なシンガポールの施策は参考にすべきだと思います。

◇街中を散策していると「吉野家、モスバーガー、高島屋、伊勢丹」などの日本のお店が多くあります。
◇そんな中、生チョコのお店「ROYCE」を発見・・・大阪には「ないよ!」・・・ちょっと悔しい!
◇そして、訪れた観光客のほとんどが立ち寄ると言われている「ラッフルズ・ホテルのロングバー」へ!
◇お目当ては、東洋の神秘と言われているカクテル「シンガポールスリング」です。
◇マレースタイルのロングスカートでママさんが迎えてくれます。
◇なぜか、男の従業員も皆さんマレースタイルなのです。そっか!ここはマレー半島の先っちょでした。
◇テーブル備え付けのビーナッツ(「FREE」のようです)が、微妙な塩加減で、とても美味しく頂けます。
◇ほとんどジュースのように甘くまろやかなので、つい、一気飲みしそうですが・・・悪酔いしますよ!
◇グラス片手に30分ほどいたのですが、来るわ来るわ、店を覗くだけの冷やかし観光客が・・・。
◇中には図々しく店の中をひと回りして、パンフレットだけを貰って帰ってゆく観光客もいます。
◇帰路の空港で探しました・・・ありました、東洋の神秘「シンガポールスリング」のボトルが・・・。
◇と、また余計な戯言を綴りました。今回は、15年ほど前の思い出話しです。

2023年3月16日 by エコピープルおじさん(一級建築士、エコ検定合格)
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エコピープルおじさんの消費者相談思い出話「どうする高齢期の住まい!」

2023-03-13 08:51:19 | 日記

◇今は現役を退いて社会貢献活動に勤しみ、その活動の一環で、消費者建築相談を受けております。
◇そんな中、F.L.ライトの遺作「落水荘」の見学で学んだ「設計者の心得」を活用する場面に遭遇です。
◇年明けに消費者の方から「持ち家の資産価値がどのくらいあるの?」との相談を受けたのですが・・・。
◇賃貸部分を持つ持家所有の消費者で、売却して、夫婦で高齢者施設に入ろうとの目論見と推察・・・。
◇私は建築屋ですので、資産価値の事はよく分かりませんが・・・と、まずは、ひと呼吸おいて・・・。
◇でも話をよくよく聞けば(人の話はよく聞くものですね!)、非常に利便性の良い場所に住んでいる。
◇引っ越すのはもったいないなぁ~・・・今考えている目論見そのものへの疑問を感じてしまったのです。
◇そこで、お邪魔虫な私の余計な知識が「そこに住み続ける」ことの提案をしてしまったのです。
◇実は後で、相談の場においてチョット無責任な発言だったかなぁ~・・・と、チョッピリ反省です。
◇えっ?・・・「反省だけならサルでもする?」

◇若い頃、身障者の方の住宅設計を手伝ったのがきっかけで、高齢社会問題にのめり込んでしまい・・・。
◇担当の専門業務の合間をみて高齢社会の研究をしながら・・・視察旅行まで行ってしまいまして・・・。
◇当時「バリアフリー」という言葉はなく、「ノーマライゼーション」のコンセプトでの展開でした。
◇当時調べたデータからも、介助の必要性を論じる前に、持続可能性を論じる方が優先だと思っています。
◇今回コロナ禍で、唯一の回答を求める思考ではなく、可能性を論じる思考の必要性を学んだと思います。
◇ただ高齢社会研究知識を所属会社に充分に還元しないままリタイアしてしまった事・・・ごめんなさい!

◇そこで相談を受けた消費者の件に戻りますが・・・、
◇聞けば、病院もスーパーも徒歩圏(500m圏)内にある・・・そんな便利なところを離れて、どこに行くの?
◇住み慣れた町、住み慣れた住まいで、ご近所は知り合いが多い・・・なんで放棄するの?
◇高齢者は車の運転はできないよ!徒歩で生活できる町がいいよ!若い頃のように行動できないよ!
◇何度も言うようですが、ある医師が言い、私も同感の認知症予防の3要素
①好奇心、②有酸素運動(認知症に繋がるフレイル防止でもある)、③コミュニケーション
◇住み慣れた、かつ便利な町であれば、この3要素を満たす環境があると思っています。

◇この消費者の悩み事の真意は、資産売却の事ではなく、高齢期の夫婦の住まい方にあると思ったのです。
◇そう、「落水荘」見学で、F.L.ライトの遺言から学んだ、「設計者の心得」です。
◇立地条件(社会環境)はそろっているので、提案するとすれば、ポジティブ精神のライフスタイル!
◇高齢期になったら「何かを手助けしてもらうかではなく、自分は何ができるのか?」を、まず考える。
◇高齢期に必要なのは、「医・職・住(医療機関と活動領域と住まいを近くに!)」という考え方なのです。
◇今は建築技術が進んでいて、ちょっと言い過ぎですが、住まいづくりは技術的にはどうにでもなる。
◇なかなかできないのが、住まい手の暮らしづくり・・・社会の変化と共に価値観が変化するからです。
◇価値観と環境の変化に即した暮らしづくりが、なかなか自分の意識の中でできないからです。

◇ちなみに居住地を変えるのは、思考に柔軟性があり環境適応能力のある、高齢期に入る前にする事です。
◇大河ドラマのタイトルではないですが・・・「どうする高齢期の住まい?」
◇と、また余計な戯言を綴り、私のお邪魔虫な思い出話にお付き合いさせてしまいましたね。
◇なおこの相談内容は事実をもとに、個人情報保護の観点から少し加工していますこと、ご容赦ください。

2023年2月13日 by エコピープルおじさん(一級建築士、エコ検定合格)
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エコピープルおじさんの思い出話「折角ニューヨークまで来たんだから街中を散策しよう!」

2023-03-09 09:01:52 | 日記

◇ニューヨークまで来ましたので、建築物は勿論、好奇心を湧きたてての街中散策です。
◇地下鉄もタクシーも危険がいっぱいなので、マンハッタン島を、とにかく歩け歩け・・・。
◇まずは有名な「5番街」へ行き、城を模して上階部分に23金の金箔の王冠を持つ「クラウンビル」へ。
◇ウォーレン&ウェットモア建築事務所の設計で、1921年竣工のルネッサンス様式の建築物です。
◇フムーン・・・ちょっぴり金ピカお城気分???近くには、元大統領がいたトランプタワーもあります。
◇隣が「ティファニー」本店で、トランプさんが当選した頃、近辺警備の関係で近寄る人が激減したとか。
◇それだけが原因ではないのでしょうけど、以降「ティファニー」の営業成績が超低迷しているとか・・・。
◇店舗2階では雑貨も販売していて、ティファニー図柄のトランプ・カードをお土産に買いました。
◇包装はティファニーなので、帰国後、受け取った女子社員は、まずはびっくり!・・・下心疑惑???
◇でも、中身はトランプ・カードと分かり安心し、ティファニー図柄なので喜んでくれました・・・。

◇古い建物が多いニューヨークですが、イタリア・ルネッサンス様式の建物が目を引きますねぇ~・・・。
◇当時、ニューヨークパレスホテルのパブリックスペースとして利用されていた、旧ヴィラード邸(1885年)。
◇褐色の砂岩を用いた邸宅で、中庭を囲む「コの字形」の平面プランが印象的でした。
◇ホテルのパブリックスペースなので、お客の顔をして図々しく内部を観察・・・何も言われなかった。
◇街中散策中に、ミース・ファン・デル・ローエの作品「シーグラム・ビル(1958年)」を見つけました。
◇シカゴで、イリノイ工科大学を見学させてもらっているので、何か親近感がわいてくるビルです。

◇ミッドタウンを後にソーホーに向かうと、そこはカーストアイアン(鋳鉄)建築の宝庫でした。
◇当時は、若い人たちの起業の場として有名だったらしいのですが、今は違うみたい?????
◇現在、鉄骨建築物に使用されているスティール(鋼鉄)は、炭素含有量が0.04%~1.7%なのですが・・・
◇スティールができる前のカーストアイアン(鋳鉄)は、炭素含有量1.7%で、少々もろい鉄なのです。
◇19世紀の建築の繁栄を支えてきており、鋳型を使ったプレハブ建築の原型を作っているとの事。
◇F.L.ライトも、プレハブ方式には大いに興味があったと聞いていますし、設計の中にも垣間見られます。
◇でも、メンテが行き届いている建物はいいのですが、錆が浮き出ている建物も多々ありました。
◇それにしても、これだけの鋳鉄建築物(古い建物)の塊が残っていることは、凄いことだと思うのです。

◇最後にマンハッタン島の先端「バッテリーパーク」まで行きましたが、徒歩紀行で時間が足りません。
◇従って、「自由の女神」には行く時間が無く、ただ「見てるだけぇ~・・・」でしたが・・・。
◇当時はまだあったミノルヤマサキ設計「貿易センタービル」展望台からのスカイビューを楽しみました。
◇帰りは、おそらく気の小さい私は勇気を振り絞って、地下鉄を利用して帰ったのではないかと思います。
◇覚えていませんが、地下鉄を利用しないと、夕暮れまでにホテルに戻れませんから・・・。

◇余計な話ですが、帰路の空港ラウンジでノンビリしていると、地響きのようにガラス窓が震えました。
◇何があったのかと滑走路を見ると、超音速旅客機コンコルドが離陸しようとしていました。
◇こんな飛行機を飛ばして地球がびっくりしないのだろうか?・・・と、余計な心配をしてしまいました。
◇と、また余計な戯言を綴り、また私の30年ほど前の思い出話しにお付き合いさせてしまいましたね。

2023年3月9日 by エコピープルおじさん(一級建築士、エコ検定合格)
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エコピープルおじさんの思い出話「ニューヨーク・グッケンハイム美術館」

2023-03-06 08:53:52 | 日記

◇F.L.ライトの遺作巡りをしてきて、やっぱりニューヨークのグッケンハイム美術館に行こう!
◇と思い立ち、仕事のスケジュールと睨めっこしながら、ニューヨークとんぼ返り一人旅を決行しました。
◇シカゴに行った時は3月でまだ肌寒かったのですが、7月のニューヨークは、蒸し暑かったぁ~!
◇昔はマイルで交換する無料航空券は、通常のオープン航空券と同じ扱いで、いつでも予約できたのです。
◇いい時代でした・・・通常の航空券を購入していては、もったいなくて、とても出来ない旅でした・・・。

◇当時、ケネディー空港から鉄道はなく、定額でタクシー利用ができるとの事で、タクシー乗り場へ・・・。
◇そしたら「タクシーはこっちだよ!」と、身分証明書を首にかけているおじさんが声をかけてきました。
◇最初は、信用してついて行ったのですが、駐車場の方に連れていくではないですか・・・。
◇「これはやばい!」と思い、すぐに引き返して、改めてタクシー乗り場の場所を聞き直しました。
◇おかげで無事、定額タクシーでマンハッタンまで行く事ができ、アメリカって、やっぱり怖い国だね!

◇ということで、セントラルパーク近くのホテルに着き、まずは荷物を置き、グッケンハイム美術館へ!
◇実はF.L.ライトは、グッケンハイム美術館を設計する前に、螺旋状のデザインの予行演習をしています。
◇サンフランシスコのユニオンスクエア近くの商業ビルの玄関を設計しています(玄関だけ???)。
◇3月にマリン郡庁舎を見る前日に立ち寄って、玄関だけの遠目の見学です。
◇これはやっぱり、ニューヨークに行かなくちゃぁ~・・・と、その時から気持ちを育んでいました。

◇カタツムリみたいなグッケンハイム美術館は、入館すると、まずはエレベーターで一番上の階へ!
◇そこから螺旋状の斜路で、順番に降りてきて、その周り(外側)が展示スペースになっています。
◇中央部分は吹き吹き抜けの空間で、開放感があり、ゆったりした気分で見学できると思います。
◇階段を使わずに、斜路だけの通路で1階まで行けるので、階数を気にせずに気ままに見学できます。
◇私が行った時は、バイクの展示会をやっていて、「フムーン!」こんなバイクがあるんだぁ~・・・と。
◇高校時代に受験勉強そっちのけで赤い原付バイクを乗り回していた時代を思い出しました。
◇赤いバイクなので、母親が「お宅の息子さん、郵便局にお務めですか?」と、人に聞かれたとか???

◇見学斜路の周囲や1階部分に、カフェとかがあったかもしれませんが、記憶なし・・・ごめんなさい!
◇この規模のミュージアムですので、展示以外の設備も充実していたのでは?・・・記憶・記録共になし!
◇でも、案内人が誰もいないなかで、ガイドブック頼りの沈黙の一人旅も、気ままでいいですよ!
◇グッケンハイム美術館は、セントラルパークに隣接していますので、他のミュージアムも多々あります。
◇話題の某国のお姫様の就職先とも称されている「メトロポリタン美術館」も、すぐ近くです。
◇セントラルパークは、緑豊かな自然公園で、街中の公園とは思えないくらい気分が癒される公園です。
◇ジョギング通路を一人で歩いていましたが、ほとんど人に会うこともなく、清閑な森林浴を味わえます。
◇奥の方に行くと、緑に包まれて視界が遮られる森の中に入り、昨日、レイプ事件があったとか???
◇「私は男だから」と、人に言ったら、「男も安全ではない」とのこと・・・どういうこと???

◇セントラルパーク東側を散策していて、偶然見つけた「とらや」・・・あの羊羹の「とらや」です。
◇うっそぉ~・・・中に入ると、もうそこは日本で、店員さんは勿論、お客さんも日本人ばかりでした。
◇とんぼ返りの旅なので、それ程日本が恋しいという訳ではないのですが、暑いのでチョット「かき氷」で一服!
◇今でも鮮明に覚えています。日本の「かき氷」でしたよ!・・・「とらや」のかき氷、美味しかったぁ~!
◇店内で飛び交う会話は、ぜぇ~んぶ日本語、ひと時の国内気分でした・・・勿論いつもの羊羹もあるよ!
◇でも、既にこのお店はないとのことです・・・寂しいぃ~・・・残念!
◇と、また余計な戯言を綴り、また私の30年ほど前の思い出話しにお付き合いさせてしまいましたね。

2023年3月6日 by エコピープルおじさん(一級建築士、エコ検定合格)
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エコピープルおじさんの思い出話「F.L.ライトの傑作・落水荘」

2023-03-02 09:00:14 | 日記

◇シカゴ出発は、朝早かった気がする・・・記録を見るとシカゴ空港7:50分発になっていました。
◇ピッツバーグまで2時間20分のフライトで、ピッツバーグの空港からはチャーター・バスで移動です。
◇記憶が定かではないのですが、空港から2時間以上かかっていたのではないかと記憶しています。
◇「落水荘」は、山の中の未開発のリゾート地に建っている別荘という感じです。
◇ミュージアムになっていますので、予約も必要ですし当然有料です・・・予約時間に間に合いました。
◇門扉は幾何学的なライトデザインで、いかにも、これからライトの作品を見せますよ!・・・って感じ。
◇門扉から建物まで数分歩いた気がしますし、この周辺は全て「カウフマン」の私有地なのかなぁ~???
◇途中にある岩場の岩肌の見た目が「落水荘」の壁面とそっくりな感じなのが、これも自然との融合???

◇有機的建築を掲げ、自然との融合を図っていることで、目を引くところは数々ありますが・・・。
◇一番感動したのは、木の育成を邪魔しないように「曲がり梁」を使っている事です。
◇この「曲がり梁」の話は、通常の解説では出てこないと思いますし、私も偶然見つけたのです。
◇目立たないけど、こう言うのって、いいと思うけどなぁ~・・・。

◇余計な話ですが、室内見学時に廊下にバケツがあり、3月の雪解け水のせいか、雨漏りがしていました。
◇確かに、大胆なキャンティレバー(片持梁)のデザインですので、構造的な無理がある気はします。
◇でも、関東大震災に耐えた旧帝国ホテルの設計者ですので、構造技術は確かなものがあると推察します。
◇聞いた話ですが、ライト自身の技術ではなく「ブレーンに構造技術者がいたのでは?」との話です・・・。
◇ところで現地ガイドに野暮な質問をしてしまいまして、帰ってきた意外な答えに「えっ???」と絶句!
◇竣工当初から雨漏りはしていたようで、ライトは雨漏りに対して「バケツで受ければいいよ!」と・・・。
◇軽いジョークなのか、それとも自然と融合するライト流の方策なの???・・・知らんけどぉ~・・・?
◇でもねぇ~・・・普通の設計者が、冗談でもこんな事を言ったら、即、クビだよねっ!

◇内部は撮影禁止なので、購入した絵はがきで代用しますが、この逸話無しで「落水荘」は語れません。
◇聞いた話ですが・・・とても真実味のある逸話ですよ!・・・。
◇オーナーのカウフマンがライトに出した設計要望条件は「僕はこの岩に座ってコーヒーが飲みたい!」
◇カウフマンが想像したのは、別荘を出たテラスにこの岩があり、岩を椅子代りにコーヒーを飲む・・・。
◇でも違ったのです・・・。その岩は、何と、リビングの暖炉の前にあったのです・・・。
◇だから落水荘は、滝の上に建てるという、ライトの天才的発想によるものになったのです。
◇きっとユーザーの我が儘を設計に反映するという住宅設計というのは、こう言う事なのかもしれません。
◇ユーザーが言った言葉を鵜呑みにするのではなく、その真意を咀嚼して設計する事なのだろうと・・・。
◇カウフマンはこの件でライトの大ファンになり、後に、この奥に別邸を増築しています。
◇資金も設計予算などというものは、ライトの場合あってないようなもので、使い放題だったとか???
◇またまた余計な話ですが、カウフマンは建築家志望の息子を、ライトの事務所に勤めさせたとか・・・。

◇「落水荘」は観光資源として活用しているので、全貌が見渡せる記念撮影スポットも整備されています。
◇掲載写真の少し手前に小さな広場があり、「落水荘」の全貌を背景に、10数人の記念撮影ができます。
◇勿論、私が参加したツアーも全員で記念撮影・・・うむっ?・・・もっと大人数でもいけるかも???
◇と、また余計な戯言を綴り、また私の30年ほど前の思い出話しにお付き合いさせてしまいましたね。

2023年3月2日 by エコピープルおじさん(一級建築士、エコ検定合格)
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