B型ゲンゴロウのブログ

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過去最大級の難行苦行その2 一合目から富士山 後編 2023.7.16

2023年07月20日 | 登山

 

富士山山頂についてベンチで大休憩

下を見ると登ってくる登山者がまだまだいる

 

 

お鉢めぐりどうしようか

ここまで苦しんだヤッキー君は無理しない方がいいと思いながら

「お鉢めぐりどうする?」と訊くと

「行きます!」と足首のテーピングを巻き始めた

 

 

お鉢めぐりは一周約90分のコースタイム

 

 

 

よっしゃ行きましょう!

反時計回りで出発

あんなに大勢の登山者がいた山頂ですが

お鉢めぐりを歩く人は

あれっ?

めっちゃ少ないじゃないか

 

 

にぎわうエリアから少し歩くと

 

この異世界!

 

 

 

ばかでかい火口にびっくりです!

まったく予備知識がなかったもんでさ

 

 

 

けっこうアップダウンがある

「まじか? また登り」 後ろでぼやくヤッキー君

 

どっかの惑星に不時着したのかと

 

 

 

 

 

 

 

標高3700mでも絵になる男!

根性あるいい男です

 

 

 

剣が峰で写真撮りたい列がすごい

 

 

たぶん200人以上並んでる

とても並んでられない

 

 

列を横目に前へ進む

 

 

 

 

 

 

 

 

惑星ツアー御一行

 

 

 

 

万年雪が見える

 

 

 

 

 

 

 

 

一周して下山道につきました

須走口と吉田口の下山道は途中まで同じルートを下ります

 

 

 

 

見上げる空でしかみたことない雲が目の前にある

不思議な風景

 

 

 

そして

難行苦行のクライマックスはここからでした

 

自分でも驚いていたんですが

それほど息苦しいこともなく足も動くし

ここまでずっと楽しく歩いてこれたんです

 

砂と小さい砂利の道

一歩踏むごとにずりっと滑ります

踏ん張りがきかないから歩き方にコツがいる

すんごい疲れる路です

尻もちつく人をかなり見ました

 

 

走って下る元気な方も多くて

そのたびに砂埃が舞って吸い込んでしまう

真っ黒いハナクソを大量に製造したよ

 

 

 

 

もうさぁ

どんだけ折り返しながら歩くのか

いったいどこまで下りるのか

果てしないったらあらしまへん

 

 

 

 

 

 

 

乗せてくれ~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

足元はこんなんです

靴下の中まで砂埃が入り込んでる

 

 

 

 

 

 

 

 

やっと6合目近くまで下りてきました

これぞ地獄の下り道

下り始めて2時間ですが

4時間くらい歩いたような感じ

もう イ~ヤ~ダ~

 

 

「スバルラインまで馬に乗っていかないかぁ~い」

「おいくらですか?」 

「2万円」

「は!?」

 

 

6合目でヤッキー君とお別れ

彼はスバルライン5合目からバス・タクシーでホテルに帰ることに

正解です

怪我無く無事に岐阜に帰り着くのが一番大事

 

 

 

ここからひとり

マイカーのある馬返まで

 

 

 

樹林帯へ入ります

ここから登山者はいないけど

ときどきトレランチームがすごい勢いで走って抜いていく

 

 

一輪だけ咲いてたクルマユリ

 

 

 

 

 

 

 

もう言いたくないけどよ

 

ナガスギル ゼッタイ オカシイ

 

 

 

1合目の小屋跡につくころは影が長くなって

 

 

 

ついたぁ~

 

 

 

 

 

 

列をなして車が並んでたのに

俺の車しかない

トレランマン達は速いなぁ

 

 

 

ホテルで汗・泥・ホコリを流して

ロイヤルホストで祝勝会

ビールが最高に美味しかったのは言うまでも無し

 

 

 

爆睡したホテルの部屋で起きて

窓から見える富士山

雲が

 

 

さて下山して4日経って後編を書いてます

 

簡単に総括

一合目から山頂・お鉢めぐりまで歩けて

過去最大級に辛かったけど

満足感・達成感も最大級です

なにより絶好の天候に恵まれました

富士登山に防寒着(ダウンジャケット)、レインウェア、手袋は必須ですが

風はおだやかで、気温も適度で、一度も着ることなく歩けました

雲で視界が遮られることなく上も下界も眺めながら歩けました

そして日照時間が長い季節だからこそ

スタートから下山まで明るいうちに歩きとおすことができました

条件がすべて整った日だったなと思います

そのかわり強い紫外線を丸一日浴びまくり

日焼け止めを塗ってなかった手の甲がヤケドにように今も痛いです

それとふくらはぎの筋肉痛がまだ痛いです(こんなの初めて)

砂利の下りで相当負荷がかかりました

 

富士山にまつわる名言

「一度も登らぬ馬鹿 二度登る馬鹿」

この意味を体感しました

そのとおりでございます!

 

もう2度と登りません

 

今後、眺める富士山は違って見えることでしょう

 

 

最後に

同行してくれたヤッキー君に感謝です

麓から富士山に登るなんて想像もしないことを提案してくれて

過去にも

大垣城から彦根城まで40km走る企画

土砂降り真夜中の比叡山ナイトウォーク

ヤッキー君のお誘いでした

きついほどいい思い出になるのも事実ですね

 

富士山から下山したときは

もう山はいい、やめてもいいと思ったほどでしたが

4日経過して次の山を考え始めました

やっぱりおいらは山が好き

 

 

 

 

富士山レポ

おしまい

 

 

 

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