ウォーキング日記

72歳で仕事を辞めて趣味の山歩きやウォーキング主体の暮らしに変えたのでタイトルを「バラ園日記」から変更しました。

限界団地

2017-06-17 04:35:00 | 日記
昨日の昼飯後に見えていた富士山はずいぶん雪が融けたように感じたので二日前と比較してみたら・・・こちらが二日前となる14日に撮った写真で


こちらが昨日の写真ですから〇で囲った部分を比べてみると良くわかる。


それなら去年の同じころと比べたらどうなんだろうと思って去年の6月17日の写真を引っ張り出してみたら

今年よりもだいぶ少なかったんですね~。

富士山の話はさておいて、本題です。

皆さんは「限界集落」と言う言葉を御存知でしょうか?

我が国においては「過疎化などで人口の50%以上が65歳以上の高齢者になって冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になっている集落」を指しているようです。

この現象がかつては農山村や漁村などでも僻地、離島や過疎地に特有のものだったのに・・・10年ぐらい前からは都市部でも見られるようになった。

その理由のひとつとして「都市圏のベッドタウンやかつての新興住宅地などにおける単身者向けの大規模公営団地に高齢者の入居が集中するなどの問題のほか、数十年前に一斉に入居してきた核家族世帯の子供が独立して親世代のみになるなどして高齢化率が上昇した。」があるようですが・・・私の暮らす団地でいま起きているのがまさにこの「数十年前に一斉に入居してきた核家族世帯の子供が独立して親世代のみになるなどして高齢化率が上昇した。」であります。

私が住んでいる団地には約250世帯の住宅があり、私が家を新築してこの団地に移り住んだのが今から32年前のこと。

当時は30代から40代の夫婦に小学生か中学生の子供が一人か二人と言うのが一般的な家族構成だった。

自治会には父親ソフトのチームがあって私もメンバーとして毎月3回か4回は試合をしていた。

それが・・・だんだん高齢化が進むと試合に出るメンバーが一人抜け、二人抜けして、いつの間にか試合が出来るぐらいの人数が集まらなくなってしまった。

自治会の運動会もしかりで・・・昔は大勢の子供たちが参加して地元のスーパーから景品の提供をしてもらったりして盛大にやっていたのが・・・いつの間にか大人は年寄になり、子供は成人して外に出て行った。

そのためいつの間にか自然消滅して・・・自治会の会員が交流するのは春と秋の年2回ある草取り清掃の時だけになってしまった。

それでもまだ高齢者の方同士は(自分もそうですが)ご近所づきあいがあるのでお隣のことには気をつけているようで・・・先日起きたこんな出来事の時はお隣さんの通報により発見されたそうです。

又、高齢化に伴い身体の自由が利かなくなって来ているので例えばゴミ集積場の掃除当番とか自治会の役員とかはある程度の年齢になると免除される。


そうなると世帯数の少ない組だとすぐに役員の当番が回って来てしまうため3年ぐらい前に隣組の再編を行い、それまで15世帯前後で構成されていたものを30世帯ぐらいまで増やして対応を取った。

私が所属している組は現在24世帯ぐらいで構成されているが世帯主が65歳以下の家庭は2世帯か3世帯しかなくて・・・高校生以下の子供がいるのはたったの1世帯。

どうです、こんな状況ですから既に変化が表に現れ始めている。

まず一番に気がついたのが・・・「売り」に出されている土地と家が急増している。

先日、ちょっと団地の中を歩いてみたんですが・・・ずいぶん目につきましたよ、「売り土地」の看板が。

まずはこのお宅ですが・・・まだ看板は出ていませんが一人暮らしのおばあさんが先日亡くなって子供はいないので売りに出されることは間違いない。


そのお宅から二軒置いた所はもう3年ぐらい前からこの看板が出ているが未だに売れていないらしい。


更にその先の角を曲がると目に飛び込んで来るのがこの看板で


そのお隣は先月ぐらいから人の住んでいる気配がしない。


そして、「売り」とまでは行かないけれどこんなお宅もボチボチ出ていて


どうです、私の家から徒歩3分の範囲内だけ見てもこの有様です。

これから更に高齢化が進む一方であることから考えるとこの後更に「売り物件」が増えることは間違いない。

そうそう、それに拍車をかけるようなこんな出来事がありました。


何と、バスが土日の運転をやめてしまったんです。

こうなると車の運転が出来ないお年寄りは土日に出かけるとなるとタクシーを使うしか手がありません。

いやはや何とも住みにくい団地になってしまった。

早いとこ今の家には見切りをつけて・・・どこかに逃げ出した方が良いかも知れませんね~。

そんな暗い話題はさておきまして・・・今日は久しぶりでお泊り飲み会があります。

気の置けない仲間との久しぶりの再会が楽しみです。


コメント (2)
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