blue sky diary

子育てと仕事、時々趣味の何気ない日々の日記です。

3.11の記憶

2018-12-13 00:29:59 | つぶやき

このところ、震度3程度の地震が頻繁にあります。

ですから、3.11のような大地震がまた来るんじゃないかって心配になってしまいます。

もうあれから7年も経っているんですね。

当時は長女も幼稚園児でしたし、次女は1歳にもなっていませんでした。

その激しい揺れが起こる直前に、長女は幼稚園バスで帰宅していました。

夫は会社で、父は田んぼでユンボを動かしていましたし、家には母と私と長女、昼寝をしている次女が居ました。

私は長女を連れて夕飯の買い物に出掛けるところでした。

次女のミルクを準備して、次女が目を覚ますであろう頃にちょうどいい温度になって、飲ませられるだろうと置いておきました。

そして、長女を車の後部座席に乗せて出発しました。

ところが、家の門から出ようとしたとき、車ががたがた揺れ出しました。

私はてっきり長女が後ろでぴょんぴょん跳ねて車を揺らしているのだろうと思って、

「〇〇、ちょっと揺らさないでよ」

なんて言いつつ、道路に出て、2軒先の家のT字路で右折するために止まりました。

長女の「揺らしてないよお」という声は聞こえていたのですが、車ががたがたいっているのが地震によるものだと理解するまで少し時間がかかりました。

余りの揺れに、T字路で身動きがとれなくなっていると、正面のミラーが左右に激しく振れているのが目に入り、一瞬、何が起きているのか分からなくなりました。

ふと右側を見ると、ご近所のお宅のブロック塀が消えていました。

直後、少し揺れがおさまったので、車外に出て周りの様子を見てみました。

ブロック塀は消えたのではなくて、私の車の方にばったり倒れて上部が散乱していたんです。

それも、散乱したブロックも塀も、車のタイヤギリギリのところに落ちているにも関わらず、不思議な事に車はまるっきり無傷でした。

私は、車をバックさせて家に戻るために、タイヤの後ろに散らばった大き目のブロックをどかしました。

そうしていると、長女が「もうやだあー!」と言いながら車から勝手に降りて、家の庭に向かって走って行ってしまいました。

止める間もありません。

家の前の道路には、自宅の大谷石の塀が崩れて散乱していましたし、門柱もぽっきり折れて、出入り口を塞いでいました。

私がそこで停まっていたら、車ごと潰されていたでしょう。

車が揺れるのが長女が暴れているからだと勘違いしたのが結果的に良かったみたいです。

家の前の道路は、大谷石やブロックが散乱していて足の踏み場も無くなっており、唯一何も無いのが私の車が止まっていた場所でした。

私は、偶然とはいえ、一番安全な場所に止まっていたことになります。

歩いて自宅に戻り、庭を見ると農機具を入れている小屋の瓦屋根の「ぐし」が崩れて、庭に散乱していました。

母屋は幸いなことに何ともありませんでした。

長女は何も落ちてこない庭の真ん中で、泣いていました。

母は、次女をおぶって出てきており、大きな揺れが来るたびに、植木に摑まって身体を支えていました。

そこへ父がユンボをがたがたいわせながらやって来て、散乱した石を道路わきに寄せていってくれたので、私は車を家の前の道路の空きスペースに停めました。

父は、ユンボを動かしていると、杉山で花粉がいっせいに舞い上がり、山が煙に包まれたようになったのを見たといいます。

ここがこんな揺れでは、もっと酷いところがあるな、なんて話しつつ、実際そうだったわけですけど、車のラジオをかけてみました。

すると、海岸沿いに高さ10メートルの津波が押し寄せて来るという放送が!

そこで初めて大変な事が起きているって実感しました。

父はまたすぐ、ユンボを操作して、T字路を右折して直ぐの家の、崩れた瓦をどかしはじめました。

長屋門の瓦が落ちて、道路を塞いでいたんです。

そこの家の父と同級生のおじさんも出てきて見ています。

私が車に戻ろうと歩いて来ると、お隣の旦那さんが急いでバイクを走らせて行くところでした。

奥さんも出て来ていて、「どうしたらいいのー」って泣きそうに話していました。

そちらの塀は、やはり崩れて、うちの庭に散乱していました。

私の家と近いご近所さんは7軒あるのですけど、全員私の家の前に集まって来て、大変だって話しています。

とても家の中に入れる揺れではありません。

空は快晴でした。

そこへまた、ものすごい揺れが襲ってきて、みんな悲鳴のような声をあげていました。

余震ですね。

私は新築した母屋がすさまじく揺れるのを見ながら、目が離せませんでした。

家が潰れてしまったらどうしようって・・・

地鳴りと揺れの音で、恐ろしい気持ちしかしませんでした。

そして、揺れの間隔が長くなったところを見計らって、私は家に入り、ミルクの入った哺乳瓶を取って来ました。

次女を母から受け取ると、車の中に入って、次女にミルクを飲ませ始めました。

長女も車に乗り込んで来ました。

それを見るとご近所さんたちも、いろいろ思い出したようにそれぞれの家に戻って行きました。

家は停電しているのですけどね。

やることはいっぱいです。

それが、最初の揺れから20~30分間の出来事です。

震度6強の揺れでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

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