色々お散歩

ヨーロッパ好き乙女趣味な 旅写真・日常ブログです

新潟1 星空と猫

2012年08月19日 21時38分56秒 | 旅行
8/11(土)夜

従妹のいる新潟に到着。
まず楽しみにしていたのは新潟の暗い夜空での見事な星空
天の川やペルセウス流星群

明け方まで月の邪魔のないこの時期、絶交条件にも関わらず
無情にも天気はまるで日本の現状そのもの 重苦しい雲に覆い尽くされ
灰色の夜空・・・。

星空予報でも この私が滞在する期間の星空

「貴様の心に星の輝きは届かねぇ!諦めろ愚民が!!!」
との予報であった(少々言葉が違うが内容は同じ)

・・・諦めるしかなかった。私の滞在する間の新潟の天気予報は

11日 12日 13日の夜空はいずれも
「星は諦めよ。貴様の瞳が輝く日は来ない」的であった。
 多少言葉は違うが・・・。

晴れたら自作天体望遠鏡と双眼鏡を持参しようと新幹線の指定席までとっていたが
思いむなしく、こんな予報では無意味だと、望遠鏡も双眼鏡もなしで新潟にやってきた。

その夜
 せっかくだからイトコと二人、ぶらぶらと散歩しようと家を出た。

曇りの合間からかろうじて一つくらいの星は見えた。

暗い道の方へ歩き、何をやっていたのか何かふざけながら歩いていると・・・

上を見ると見える星の数が増えて来ていた。

これはひょっとすると・・・???

と 糸子と暗く広い道を探し道路で横になり真上を眺めていた。
そう、私は後半につよい晴れ女!肝心なところで転機を覆し晴れる。
自分たち二人の真上のみが晴れ うっすら天の川の存在がわかる。

と猫の声がした。返事をするように会話をしていたらどこからか猫が現れた。

人懐っこくてすりついてきて可愛い!!!

従妹弟に電話し、敷くものを持ってきてもらい
三人と一匹で星空を堪能する。


猫も敷物を欲しがり、一つ貸すと喜んで私たちの真似をして乗っていた。
従妹の髪の毛にじゃれていた。





けっして晴れている範囲は広くはないが
沢山の星と流れ星も複数確認でき
 可愛い猫もいて大満足の夜であった。

かなりついている!!!
初日から良い夜であった。

翌日はイトコとドライブ、プリクラを撮ったりケーキを買ったりなど楽しい計画があった。
楽しみな予定でいっぱい胸を膨らませていた一日目の夜であった。 

暗い夏の夜雨

2012年08月19日 18時28分19秒 | 日記
お盆にイトコのいる新潟の親戚宅に行っていた。


はじめに お盆直前、私はプチ呪いにかかっていたようだ。
人体に害があるわけではないが、少々厄介なため警戒していた。

私が思うに とある曲を聴くとそのプチ呪いが発動する気がする。
その曲名は省くが、良くないことが起こる。
言える範囲なら ウォークマンの画面が割れ、多くなヒビがいくつか入ってしまった

一眼レフで撮影した新潟の風景、食事などが全部消えてしまい復元不可能となってしまった事など。

いずれも その曲を聴いた日であった。
一度目のヒビで勘づき、ウォークマンから削除した曲だが
新潟で従妹達2人に こんな曲があると聞かせてしまった。
その夜、この三人間でトラブルが起きたりした。

まあそんな事は旅行記に書くことではない。

とりあえずデータが全部消え、あの手この手を尽くして復元を試みたが
結局新潟のまともな写真は お寿司の写真一枚だけだった。   




沢山写真を撮りながら思い出をデータにため込んでいたが3日目でカードエラーが起き
撮影が出来なくなったその後は携帯のカメラで撮影。



それでは13日、最終日夜の怪奇的とも幻想と言うよりは幻覚的のように驚くべき体験をつづってみる事にする。



暗い夏の夜雨・・・


8/13
 夜8時をまわった頃。

雨の中、従妹と二人、家の中に入る気になれず 玄関先に座りこみ長々と話し込んだ。

・・・この家は魔物が巣食う・・・そんな感覚だった。

外は闇に包まれ、音もなく降り注ぐ雨が静寂の夏の夜を冷やしていた。

本当に静かな空間だった。
周囲は闇に飲まれ 気が重くなるほどの重い雲
陰鬱な闇に傷のような細かな雨・・・
 
 重い闇は私たちの心にもも浸食してくる。
  いや・・・私たちの抱えた闇に世界が支配されたのかもしれない。
   それほどの大きな闇。

互いの話は途切れる事もなく続いた。

重い重い内容の話だった。


私達はこの陰鬱な雨の闇夜に調和していた。

新潟の美しく壮大な自然が恐怖と不安陰鬱ですべて塗りつぶされたように錯覚した。
暗い暗い 重い気持ちと少し怒りも混じる不思議な感情・・・。

その感情を何の躊躇もなくさらけ出しながら延々と続く長い長い話・・・。

闇の元凶はこの家の中に巣食う魔物。
家に入らなければ・・・
魔物と接しなければ私は曇ることは無かった。

こうして家に入れない私と従妹。 大きな大きな魔物の牙に神経を削りながら・・・
夜明け間近まで座り込んだまま一歩たりとも身動きできず
声を殺し、魔物に気づかれぬよう話をする。

もし魔物に見つかったならば、私達の心はきっと押しつぶされ戻れなくなってしまうかもしれない。
恐怖と緊迫したこの状況・・・。

気が休まることは無かった。
常に周囲の空気を伺いながら

しかし心の闇を話さずにいられない二人。

話すごとに少し負担が軽くなるように思えた。
一つ一つの闇を開放するように私たちは話をした。
いうなれば愚痴。
 しかしそれは自身の恐怖感・怒り・不安・不満と言った、まさに闇そのものである。


暗い暗い、重い話で 真夏の夜はもはや極寒のごとく凍りつくように冷えた。
もう日の光が昇らないかと思うほどに・・・。

そして重い空気の中 深夜三時をまわったころ・・・

極限の恐怖精神まで来たまさにその時だった・・・!

私達二人だけの緊迫した静かなこの空間が音を立てて壊された!

ガラガラガラ!!!!

私のすぐ左隣にあった窓が突然開いたのだ・・・!


魔物!!?魔物に見つかった・・・!!!???
ここは光のない暗黒の空間。
 魔物に私たちの声が届いてしまったのだろうか・・・?
 あるいは 今闇夜に目を凝らし、私達二人の姿を探しているのであろうか・・・?

二人は身をかがめたまま 息を殺し竦む様に、闇に身を隠すように・・・ただ動かなかった・・・。

心臓が飛び跳ねるように打ち付ける・・・
従妹の心音も自分自身の心音と重なり 大きく大きく胸に打ち付けられた。

極限の恐怖と緊迫した空気・・・!
心音が二つ、世界を打ち付けるように大きく感じた。
そして血の気が引く。
背中と顔に冷や汗がゆっくり流れ 頬から滴り落ちるのがわかった。

長い長い時間に感じた。身動きできずに固まっているとイトコが
小声で何かをつぶやいたのが聞こえた。

ゆくりゆっくり 私は首を後ろに向けて行った。

頭の上の窓が開いていた。

そしてその窓の中の暗闇からゆっくりと姿を現したものは・・・

これは想像さえできなかった光景・・・!
目を疑うような光景が広がった・・・!!!
まさかこんな事が・・・?
この家では毎晩このような事が行われていたのだろうか!!!???

衝撃的なその姿は一瞬にして何なのか 私たちはすぐに理解できた。

そう・・・私達はついに見てしまったのだ



窓の中から堂々と外に向かって放尿している祖父の姿を・・・・・・!!!

すぐ隣にいる私たちの姿に気づかず 外に向けて放尿している。

緊迫し張りつめていた空気だけに この光景はより強い衝撃と化し

私達は口を押えながら身を寄せ合い、声が漏れないようにかがみ込んだ!

放尿を終えるのを待ったが 数分たっても終わる気配がない・・・

すぐ目の前にあるイトコの口から

「長すぎる」と発せられると耐えきれず私のこらえきれなかった笑い声が漏れた。

従妹もつられて肩を震わせ声を漏らす。

長い長い長い時間・・・臭い匂いが漂う

なぜかんなに長い・・・?

「長い」「くさっ!」小声で訴える

と 音がピタリとやんだ。

終わった!!!!苦しみから解放されたと思った瞬間、第二弾放尿が始まった!!!
思いもよらぬ展開に二人抱えあうようにして とにかく息を止めて互いの体にしがみつき
声を漏らさないように必死だった。
笑わないように必死だったが限界は超えていた。

第二弾の音が終わると即第三弾が始まり
年よりの威厳さを重い知った。

さすがにイトコが身悶えると 少し動いたせいでセンサーが作動し、私達のいる場所に明かりがつき一気に明るくなってしまった!

ヤバイ!!!と思ったころにはションベンジジイはもう部屋の奥に引っ込んでいたようだ。


そんな 真夏の夜の一話である。