心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

中国は国際法を重視する国にならないと東アジア諸国をまとめることができない

2020年10月12日 | 世界
中国はアメリカが南シナ海、台湾海峡、台湾寄り西太平洋、東シナ海で軍事活動を行うことを批判し、アメリカ軍はもっと東に引き下がるべきだと言いますが、そのためには東アジアで信用される国にならなければなりません。ところが中国は国土拡大行動をとっています。また、香港の民主化運動を弾圧したり、政治体制が異なり、中国が統治できないことは明白なのに台湾の独立を認めない、戦争してでも併合するなどと言っています。これではアメリカが、これは好都合と思って中国から圧力を受けている国・地域を支援することは当然です。つまり中国の不法がこれらの海域でのアメリカ軍の活動を招いています。

日本ではいわゆるアメリカ派が政治の世界では支配的なのでアメリカから自由になることは容易ではありませんが、中国が国際法重視の国になるならばこれらの海域での中国の警察行動を拒否する理由はなくなります。在日アメリカ軍や日本のアメリカとの同盟は役割を終えることになるでしょう。アメリカも負担が減りますから中国の警察行動を歓迎するでしょう。

中国は東アジアにおける強大国です。信用を大切にする国にならないと、アメリカの東アジア分断戦略にいつまでも翻弄され、アメリカとの軍事力競争を強いられるでしょう。これは中国の人々の生活水準向上の妨げになると思います。いつまでたっても近くの海域で対立的活動をするアメリカ軍を見ることになるでしょう。

経験知識が高まると、やがて中国の人々は中国政府がアメリカとの対立を望んでいることに気付くでしょう。人々のためではなく、共産党政府維持のためと気付くでしょう。やはり中国でも民主化が重要です。
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