心の旅紀行

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菅義偉内閣は日本の孤立をひどくする

2020年10月27日 | 世界
韓国が極めて重要な隣国だと思うなら、韓国の国情に配慮しながら、つまり未解決問題をかかえながら韓国との関係改善をはかる思慮深い外交が求められます。ところが菅総理は、健全な日韓関係に戻すべく、わが国の一貫した立場に基づいて、適切な対応を強く求めていくと言います。一つでも韓国が未解決問題を日本の希望どおり解決しないら韓国とは関係しないと言っているようなものです。上から目線で韓国を扱っています。韓国を脅している感じがします。

韓国最高裁が下した判決を、韓国大統領が特権をふるって覆したら、韓国の法治は崩壊します。韓国、日本両政府は、日本が占領していた時代、被害を受けたと思われる元徴用工が加害者と思われる日本製鉄などの会社から損害賠償を受けていないと裁判に訴え、裁判所はそのとおりだと判決を下したと理解すべきです。つまり日鉄などの贖罪は終わっていないと考えられます。この問題について日鉄などが世界企業らしく自己責任を果たさないまま、日本政府の指示に従っていることが問題と考えられます。韓国政府が日鉄などに成り代わって元徴用工に損害賠償した事実はないのではないでしょうか。日本政府は韓国政府が本件に関する両政府の取り決めをしっかりと実行したかフォローした事実はないのではないでしょうか。明らかに両政府に問題があります。元徴用工無視の両政府の取り決めは元徴用工を救済したことにならないと韓国最高裁は判断したと思います。

菅総理は、日本政府は正しい、韓国政府は間違っている、間違いを正さないなら関係しないという態度ですが、これは外交ではありません。絶交にすぎません。-1+1=0、つまり+1を考えることができないような思考力の乏しさでは政治家としては失格です。
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