戦狼外交で有名なチンカン中国国務委員兼外交部長(外相と略)は、外相になってから、ひたすら話し合いで問題解決とどこの国に対しても言っています。
中国との貿易が、アメリカとの貿易より多くてもアメリカと自由民主主義の価値観を共有している国々は、政治的にはアメリカとの関係を重視しています。
フランスはアメリカと政治的に協調せず、自主的に行動すると言っていますが、中国に対しても自主的に行動すると言っています。しかし、EU、G7のメンバーですからEUやG7がアメリカと協調すれば、フランスだけ勝手な行動はできないしょう。
総合的に見て、中国は、今アメリカとの対決は不利と考え、ひたすら戦狼外交を控え、話し合いによる問題解決と言って敵をつくらない工夫努力をしていると思います。
しかし、本音は、共産党一党独裁を守るためには中国は経済でも軍事でも世界一を目指す以外に方法はないと思っていると思います。ハードな外交による外国との経済交流の縮小は避けたいはずで、話し合いによる問題解決と言うしか方法がないのではないでしょうか。
現実は、日本に対して尖閣諸島周辺日本管理海域に強引に海警船をおくり込むことはいっこうにやめていないことからわかるように、従来の利権追求の姿勢は変えていないと思います。押して押して押しまくった上で話し合いによる問題解決という姿勢だと思います。用心すべき国です。
日本は、中国との経済交流は順調に発展しないと考え、中国依存を着実に減らしていくことが賢明と思います。日本は、もっと技術開発と国内生産を重視すべきです。中国での生産を減らし、東南アジアなどへ生産を移せばいいという考えでは日本の貧困化はとまらないと思います。