太平洋戦争末期ですが、太平洋側の小さな町に私の父家族は住んでいました。町の北部に小さな陸軍駐屯地がありました。町に軍人を見かけることはなく、実質、なんの役にも立たない重要度の低い駐屯地だったと思います。
しかしアメリカ軍はその存在をよく知っていたようで、艦砲射撃やグラマンやB29の機関銃掃射、爆弾や焼夷弾の投下で破壊しました。その煽りで町の住宅地も半分が廃墟になりました。私は窓から夜爆弾がさく裂し、夜空に巨大な花火が広がったような光景を見ました。朝町を歩くと、町が黒々とした焦土と化し、煙があちこちから立ち上っていました。
昼間はB29が低空で飛行し、前部の銃座に人がいるのが見えました。B29の機関銃掃射で通勤通学中の人々が大勢殺されました。町にはその慰霊碑があります。
私の父は隣町の工場に汽車で通っていましたが、グラマンの執拗な銃撃を受け、客車の下に逃げ込み、グラマンの動きを見ながら逃げ回ったと言っていました。
町の周辺の水田には無数の爆弾穴ができていました。
この攻撃で母方の祖父の家は爆弾で全壊してしまいました。幸運にも祖父母は防空壕に避難していて助かりました。
住宅地に、あるいはその近くにアメリカ軍基地や自衛隊基地があることは危険なことだと思います。住宅地も攻撃されます。
最近横浜港の瑞穂ふ頭をアメリカ海軍揚陸艇基地にする計画が政府から発表されました。今年3月には基地ができるとの話だったが、まだ実行されていないようです。横浜港は今は港のある観光地です。基地を置くような場所ではありません。政府が認め、すでに横浜市も同意していた気配があります。市民の反対運動はありますが、自民党、公明党、維新の会、国民党などの反対の声は聞こえてきません。市長の動きも弱々しいものです。信じられない日本、そして横浜市の動きです。
アメリカ軍基地が集中し、今、自衛隊基地の増強が行われている沖縄県の人々の心配が非常に高まっていることは当然のことだと思います。戦場になる恐れが非常に高くなるからです。
アイスランド、ニュージーランド、アイルランドは、幸福度が高いと評判の国です。中立を保ち、戦争しない国です。このような国をロシアも中国も攻撃しないでしょう。平和な国とわかっているからです。
太平洋戦争で痛打された日本が、また戦争する国になるなんて愚行です。政府が音頭をとり、なんとなく頭では戦争することを肯定しても、戦後78年、平和にくらしてきた日本の人々が、防衛のため増税すると言われたら増税は嫌だと言うでしょう。まして自衛隊員になって戦場へ行けと言われたらもっと嫌だと言うでしょう。自衛隊員数、武器弾薬などは世界5位かもしれませんが、防衛力、戦争力は弱いと思います。政府は赤字、国民は貧困化が進んでいます。防衛・戦争持続力がありません。多くの戦没者を出し、破壊された住・生産環境が増え、国民は苦悶するだけになるでしょう。
戦争を決して甘く考えてはいけません。戦場は地獄、軍人は戦場で狂います。住民は悲惨な目にあいます。ウクライナを見ればわかるでしょう。学ぶ国民であってほしいと祈ります。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます