11月9日(火)昼前、妻が事務所に来た。
午前中 人形町にある婦人科病院で紹介状をもらってきた。
元気が無い「やはり手術になろうかと思います、と医師に言われた」
早速、義妹に電話するが出張中なので詳細な話はせず
明日今後の事を話すことにした。
11月10日(水)朝8時、船橋にある総合病院に行く。
今度は私が前立腺癌の疑いがあり、紹介状を持参して
診察を受けにきた。
3年前、この病院で大腸ポリープの切除をした。
午後2時半まで検査を受けた。
医師の判断は「グレーゾーンの確立は70%あります。
検査入院になります」
ついては11月17日(水)に説明をしますので
妻を同伴してくださいと告げられる。
検査入院は12月15日、16日の2泊3日と決まる。
診察の合間に妻の件で息子から電話が入る。
「お母さんを叔母さんのところで再検査しよう」
明日、午前10時までに病院へ行くことにした。
人形町の婦人科医師からは自宅近くの大手専門病院で
手術してくださいと言われた。
調べてみたが、今一つ納得する病院情報が得られずにいた。
11月11日(木)9時半 妻を連れて病院へ行く
9時20分 息子が駅前で待っていた。
息子は大学の付属中高卒業生
又物理学教授は弊社のLED関係の相談役
自宅から約90分程かかる。
病院入り口から義妹に電話する。
直ぐに義妹は受付玄関に現れる。
大きな大学病院だ。
義妹はこの病院の副院長兼看護部長している。
義妹は私の弟とお袋と3人で横浜実家で暮らしている。
88歳のお袋の面倒を見ている。
お袋の体調が悪いと直ぐに義妹の病院に入院させる。
婦人科系癌の手術では評判の良い病院と情報を得ていた。
私も今後入院することになり、妻は私の面倒は見られるが
男の私は妻へ細かい世話は出来ない。
私が入院して妻も同時入院の場合安心だ。
11月30日(火) 妻は大学病院へ検査
12月1日(水) 私が内視鏡検査
妻は毎週水木は実母の介護を実家でしているが
出来なくなってしまう。これが頭の痛い問題だ。
11月13日(土)午後、かかり付けの自宅近くの診療所に行く
血圧降下剤の薬をもらうのと、前立腺癌の紹介状を書いていただいた
お礼と経過報告をした。
先生も夫婦同時に癌発症が起きたことに驚き
妻を親族が勤務する病院に行かせた事と
そのような強力な親族がいることは心強いと言ってくれた。
午後
病院への帰り道、あいつと行く居酒屋一平に行く
対面に頭にバンダナ、ペンダントぶら下げた粋なオジサンが楽しそうに飲んでいる。
この1年間余、食道癌で6月25日に死去した友人を10月24日に
納骨。これで一安心していたが
妻と私が同時に癌発症!
独立して28年 騙されてばかりの私を静かに支え
私は針、妻は糸のように就いてきてくれた。
二人して苦楽を共にしてきた。
人生 ここいらで、一休みなのかもしれない。
息子も海外留学後、私の会社で懸命に仕事している。
娘も国家公務員となり成田空港を元気一杯闊歩している。
11月末にはブックマーカー5.000個の検品作業
12月初旬にはLEDキーホルダー20.000個の検品作業
不況と苦境を乗り越えて行こう。
夫婦一緒に癌ばって行こう。