3月6日(水)
風邪が治りかけ、やっと鼻水が止まり呼吸が楽になった。
鼻詰まりの寝苦しさもなく、午前0時に寝床に入る。
睡 ~睡~睡!
う!う~ん! ウウ !の警報音が鳴り響く。
娘の「ウアッ!どうしよう」の叫び声。
妻と飛び起きる。
廊下とバスルームが暗い。
電気スイッチ集合ディスプレイに、ガス異常の文字が点滅。
ブレーカーの本電源をOFFにする。
警報音は止まった。
暗闇の中、娘は言った。
室内のオイルヒーターの温度を最大限にして
バズーカー砲のようなドライヤーのワット数も最大限にしたら
アンカーが落ちた。
暗闇の中で、手探りでブレーカーを上げたら警報が鳴った。
寝ぼけ眼で押したようだ。
警報は止んだが、真っ暗闇でブレーカーは見えない。
懐中電灯も探せない。
娘はオロオロ!
妻がおもむろに自分のバッグを出し
LEDライト付きキーホルダーを取り出した。
ブレーカーを照らし、音源発生のブレーカーをOFFにした。
それから本電源をONにした。
明かりが点いた。
娘が「ごめん!ごめん!」と言った。
管理室から呼び出し音が鳴った。
「ガス異常警報が412号室から発せられましたが
どうしましたか」?
私は「大丈夫です、誤操作しました、お騒がせしてすいません」
時刻を見ると午前1時半だ。
娘は1月から土日出勤と毎日帰宅は午前0時過ぎ。
疲労と寝不足で心身の限界に達している。
4月になると叙勲関係の仕事で泊り込みになるらしい。
しかし、妻は冷静だった。
弊社が製作販売しているLEDライトをハンドバッグに入れてあったのだ。
ガスが室内に充満して、一般的な乾電池挿入の懐中電灯だと
熱で引火する恐れがあるが、LEDは熱を生じないので
安全なのだ。
韓国地下鉄火災では、暗闇の地下でLEDライトを持っていた人の
誘導で助かったと聞いている。
私もカバンに入れてあるのだが、部屋のどこかに放り投げてある。
まもなく3月11日 大震災から2年
再度 見回り品点検。
旅には必ずLEDライトを持参しましょう。
なるべく、下の階エレベーターは使わなくてもよい
2階 3階指定。