馬鹿も一心!

表題を変えました。
人生要領良く生きられず、騙されても騙されも
懸命に働いています。

土曜日午前と午後の動き。

2013-03-10 21:20:51 | 日記

3月10日(土)10時半 漁港の水門を抜ける。

2月中、漁港を通ると凍るような海風だったが

今日は、潮の香りと海風の薫りは柔らかく春近づく港だ。

毎土曜は私が買出しに出かける日だ。

漁港の魚屋で鍋用のタラを買う。

国道14号線を横切り、明治38年創業の豆腐屋で木綿豆腐を一丁

そこから、御殿通りに出て乾物屋で煮干を量り売りで買う。

そして製麺所に向かい、ラーメンを買う。

製麺所のオバサンに、「ラーメン店こまつや」の場所を尋ねた。

居酒屋あんこうの常連客、町内会長が旨い店だと言った。

又あんこうの店主もスープまで飲み干せる

昔ながらの醤油ラーメンだと教えてくれた。

但し、午前11時より麺がなくなり次第閉店。

午後2時頃で終わるようだ。

製麺所のオバサンに「旨いか」?聞くと

食べたことないし、あたしはラーメン好きではない」と返事した。

 

製麺所から表通りに出て左折して

2分程歩くと対面に暖簾が見えた。

http://www2u.biglobe.ne.jp/~hidepark/mise-komatuya.htm

今日はラーメン買ったので食べられないが、自ら確かめればならない。

 

午睡後14時半 BSでイタリア映画ニューシネマパラダイスを見る。

同時に

先ほど買った煮干の頭と腹の黒くなった部分を取り出し

  

ミキサーでミールにする。

   

煮干は前日から水出汁するのが面倒になり

粉末にして、味噌汁、ラーメンスープ、その他にぶち込むようにした。

経済的、カルシウムも取れ、血圧も下がり、食道癌予防もなり

老化した身体には良いのだろう。

禿げにならないとの話も聞くが幸い禿げではない。

3年前血圧が180~100だったが、

血圧降下剤、運動もあるが

去年 10月頃より血圧が朝120~65に下がった。

さて今まで、ニューシネマパラダイスは4回見ている。

   

煮干をほぐしながら、笑ったり、微笑んだり、涙目になったり。

年齢重ね、人生の苦楽を経て見ると一層映画の味わいが深まる。

娘にニューシネマパラダイスの感想を聞くと

「音楽は良いけれど、内容はつまらない」と言う。

至極当然の答えだ。

そうだったのかと感ずる年齢に達するにはまだ若過ぎる。

 これは男が幼少、青年、壮年、老年を辿る人生劇場だ。

 年代でいけば私と同世代。

冒頭シーン、第二次世界大戦で主人公の父親がソ連で戦死したことを

暗示させる。イタリア映画の名作 ひまわり を思い出す。

 

敗戦国になったイタリアの子供も日本の子供も同じような

家庭環境で貧しいけれど逞しく成長して

青春期、感受性が溢れ、押し留められない情念にまっしぐら。

恋、そして失恋、軍隊、上京、一人暮らし

人生を導き人との出合いと死。

そうやって壮年、老年になって走馬灯のように

背負ってきた過去を振り返る。

 

一言。

この映画をつまらない、コメディーだとか言う

50代過ぎのオジサンとは話したくないし、付き合いも拒絶する。

人生の哀歓を共有できない老人程

物欲が体全体に滲みでて卑しい。

 

恩ある人

怨ある輩

逝ってしまった友

逃亡した愚か者

添い遂げられなかった女

 

そんな過去を自分に置き換えて眺める。

 

かけ替えのない日々を懸命に生きている。